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水瀬名雪 vs しのさいか
元怪説者だよもん氏による観戦記
<二回戦・Aブロック第四試合 ◎◎ 水瀬名雪 vs 注  しのさいか 観戦記>

ニ回戦Aブロックも本日が最終日。楽しい楽しいクリスマスイブに舞台に上がる二人は、AIRから 
ロリ派期待の星・しのさいかと、Kanonキャラとしては2回戦の一番手をつとめる水瀬名雪だ。 
一回戦では公式設定の少なさを逆手にとって観衆の妄想を掻き立て、オトナの女性 vs ょぅι゙ょの 
二択バトルを辛くも制したしのさいかが、今度は堂々のメインキャラを相手にどう戦うか。 
今日の試合はこのあたりに注目していた人も多いのではないかと思う。 

0:00を迎え、恒例の開幕レースも名雪本人の試合だけあって大混雑。スタートを制したマシンは 
意外にも佐祐理車であったが、本物を含め6台の名雪車と1両の名雪戦車が出走するという盛況だった。 
ちなみに、名雪車勢のうち一台はしのさいかに投票。なかなかの漢っぷりだ。 
とはいえ、やはり本物はテンションが違う。スタート直後から乗機を替えつつ数次にわたって支援画像を 
バラまき、名雪陣営をリード。会場のムードをぐっと引き寄せたところで、名雪陣営からは入場SS、 
連作SS、自作画像、AA、萌えシチュ等々あらゆるタイプの支援が実に3:00頃まで絶え間なく会場に 
投入される。 
対するさいか陣営は魁☆あさひ萌え氏がやはり開始と同時に1回戦の趨勢を決した「神の画像」を再掲する 
とともに支援SSを公開、その後も3択からエチシチュになだれ込むという面白い試み(つーか普通3を 
選ぶと思うのだが)で守り立てる。これにR79-754氏の支援画像、そして神の再臨と評されたR80-52氏の 
自作画像などが続くのだが、何と言っても絶対量に差がありすぎ、名雪陣営の怒涛の攻勢の前に 
これらの支援がなかなか注目を集められない状況だった。 
票数もこの状況を素直に反映し、3:00時点で名雪168対さいか35。序盤は名雪陣営のペースで試合が進んだ。 

深夜から夕刻にかけても流れは変わらない。スタート直後ほどの猛烈さではないものの、名雪陣営からは 
SS、エチシチュ、AA、画像、そして禁断のコーダvoiceなど、ほどよいペースと取り合わせで支援が 
打ち出され、着実に得票を重ねる。これに対しさいか陣営はR80-313で魁☆あさひ萌え氏が小品を投じつつ 
一時会場を離れた後は、R80-354氏の両者支援SS「プレゼント」を除けば目立った支援が見られず、 
投票時のコメントも「押されてる」「不憫」といった悲観的なトーンを帯び始める。 
会場はもはや名雪祭りの観を呈してきたが、さいか陣営も最後まで諦めるわけにはいかない。復帰した 
魁☆あさひ萌え氏がR80-626でさいかvoiceを投入、一時は名雪どころか2ch一時閉鎖騒動や「山」ネタよりも 
話題に上ることが少ないかとまで思われたさいかの名前が、この頃から再び会場に躍るようになってきた。 
この機をはずさず同氏は新SS投入を宣言、さいか陣営の期待を繋ぎつつR80-792できっちり約束を果たすと、 
突如現われたさいか支援氏がR80-832以降8レスにわたる長編でこれに続き、最後の一時間で総得票の 
1/4を集めるという盛り上がりを見せる。 
有終の美を飾ったさいか陣営だったが、名雪陣営も最後まで全く応援で手を抜くことはなかった。 
ラスト一時間に限ってみても、22:00に名雪車氏が農耕車に乗って現われた後、MITUKI氏、名無し忍者氏、 
苺党氏、チェき氏ら一日を通して名雪を支援してきた面々が各々本日最後のネタを投入したほか、乱月氏、 
Aqua氏、随身なんだよもん氏、猫好き氏、R80-852氏らもこの時間になってなお支援SSや自作画を投入。 
完勝ムードに奢らない見事な戦いぶりだった。 
この試合から中間集計が廃止されたため、本日唯一のアナウンスとなった最終結果は名雪371対さいか73。 
全力を出し切った名雪陣営が快勝をおさめ、3回戦進出を決めた。 

熱い支援とマターリムードの両立したこの試合、ややワンサイドであったことは否めないものの、見応えのある 
良い試合だった。 
試合前日が名雪の誕生日にあたり(R80-213参照)、お祭りムードの名雪陣営がキャラスレを拠点に 
いかにも今日の試合を楽しんでいる姿が印象的だった。数ヶ月前の同スレを知っている者にとっては、 
大げさに言うと隔世の観がある。 
本トーナメントが、この先出場する各キャラのファンにとっても、楽しめるお祭りであり続けることを願う。 

(´-`).。oO(それにしても、R80-693氏の妹が気になる…) 


<二回戦・Aブロック第四試合 ◎◎ 水瀬名雪 vs 注  しのさいか 分析>

前日の試合が静かに終わっただけに、荒れを懸念する声も多かった今日の試合だが、特段の混乱もなく 
終了した。 
有効投票総数は約450。この試合が「特殊な日」に行われたことの影響は有ったのか否か、何とも微妙な 
ところだ。 

さいか陣営は、一回戦ほどの爆発的な票を稼ぎ出すことができなかった。あれだけの豪勢な応援を 
向こうに回した以上、浮動票が名雪陣営に相当流れてしまったのも致し方ないことであるし、 
もともとプレイ層が被るKanonとAIRで両作品掛け持ちのファンがメインキャラの名雪を選んだ、 
という構図も想像に難くない。それにしてもコアな支持者の姿があまり見られなかったところを 
見ると、ロリ派はリアル彼女持ちが多いという驚くべき事実が背景にあるのかもしれない。 
そんな中でも70票強を獲得できたのは、孤軍奮闘した魁☆あさひ萌え氏の活躍に負うところが 
大きいだろう。終盤で投入されたさいか支援氏の力作も大いに好評を博したが、タイミング的に 
十全の効果を発揮し得なかったようで、その点は残念だ。 

圧倒的な物量で押し切った名雪陣営。ニ回戦とは思えない既製CG弾の乱射もさることながら、自作の 
支援を寄せた職人が予想外に多かった。観戦記で挙げた諸氏のほか、名無子氏、はね〜〜氏、 
某香里スト氏、アマヨウ氏、R80-186氏、NIC氏、へたれえかきさんだよもん氏、某総帥氏、名無し君氏、 
うにゅう車氏、名もなき闘票者氏、GHBq96.A氏、見習名無しさん氏、苺党員@パシリ氏、NaYuKir2氏、 
R80-549氏、ハングドマン氏…と数えていくと20人を超え、ネタ投票を含めると更に増える。 
この厚い援護が本スレの雰囲気を引き寄せる最大の原動力となったことは、疑いあるまい。 
一回戦はここまで盛況ではなかったように思うが、これが「わたしの、本気だよ」というものなのだろうか。 
また、この試合の中で名雪車氏の動静に注目していた人もやはり多かっただろう。期待通りと言うか 
何と言うか、あれだけのテンションはハズす危険も伴う諸刃の剣で、素人にはお薦めできないのだが、 
今回の試合では盛り上げに一役買っていた、としておきたい。 

今日でAブロックも4強が出揃った。神岸あかり、大庭詠美、太田香奈子、そして今日の水瀬名雪と、 
ほぼ大会開催前の予想通りの顔ぶれというところだろう。 
先日のあかりの試合と今日の試合では、ブロック決勝があかり対名雪の幼馴染対決となることを 
望む声も多かったが、あかりに対する詠美、名雪に対する香奈子はともに熱烈なファンを持つ実力派で、 
誰が勝ってもおかしくないところ。まずは準決勝の盛り上がりに、大いに期待しよう。 

gnuplot氏作成グラフ


名雪371−さいか73で名雪の勝利!!