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ショップ屋ねーちゃん vs ユンナ
怪説者だよもん氏による観戦記
<一回戦・Bブロック第五試合 ショップ屋ねーちゃん vs ユンナ 観戦記>

今日から一回戦Bブロックも後半戦に突入。今日の対戦はある意味本トーナメントで
最も注目すべき試合として、前々から話題に上っていたものである。

かたや、いずれもチョイ役ながらナイト雀鬼・LF97・ナイトライターの3作品に出演し、
店員役としては不動の地位を保持しているショップ屋ねーちゃん。かたや、ナイトライターで
プレーヤーにとっては大敵となるユンナ。
ナイトライターでは競演ということになる2人の戦いには明確な対立軸がない。設定に萌えようにも
作品の性質と役柄上2人の背景はあまり明らかにされておらず、ショップ屋ねーちゃんに至っては
名前すらわからないという、絵に描いたようなマイナーキャラである。
優勝争いに関して殆どノーマークということもあり、勝敗の行方が戦前真剣に検討された形跡は絶無。
出演作の多いショップ屋ねーちゃんが知名度ではやや上かとも思われるが、ユンナも造形的には一級だ。
大方の人は、終わってみるまでわからないという気持ちで試合開始を迎えたことだろう。

予想通り、試合開始前から開始後しばらく経つまでの間、「ユンナって誰?」の書込みが繰り返される。
0:10頃から両者のゲーム中の画像がアップされ始め、ユンナのビジュアルイメージが浸透すると、
堰を切ったようにユンナ陣営へ票が入った。
立ち上がりの援護の状況を見ると、期待の雀鬼応援団が早々と中立を宣言するなか、ユンナ陣営からは
ショートコントやエロSS、ショップ屋ねーちゃん陣営からはMalcolm.Xの四コマがアップされる
といった形で双方静かに均衡。開始後1時間経過した時点では18対7とユンナが一歩リードしていた。
夜中に入るとその援護すらぴたりと止まり、試合は雑談を交えてマターリと進行。特に動因は見当たらないが
この時間帯はショップ屋ねーちゃん陣営が盛り返し、7:00の集計では27対23と大接戦であることが
アナウンスされる。
さりとて試合は盛り上がらない。午後以降はほとんど雑談スレと化し、この試合の話をしている人の方が
稀という惨状が20時過ぎまで続く。当然票数も14:00で34対28、20:00で47対38と、半日で合計35票しか
伸びない。
しかし20:16、HAUcEN/G氏のショップ屋ねーちゃん手書きエロCGが投入され、試合はようやく
活気を取り戻す。このCGが次々とショップ屋ねーちゃんへの投票を呼ぶと、20:32には
今度はユンナ陣営から4huIvsTY氏の手になる長編ストーリーが掲載され、浮動票は一気にユンナ陣営へ。
その後ショップ屋ねーちゃん陣営からエロSS、妄想シチュが連続で撃ち込まれるなど一進一退の
攻防の結果、最終集計では73対55とユンナが逃げ切った。

終盤に入って何とか正常化したこの試合、沈滞ムードに喝を入れたHAUcEN/G氏はその後もユンナの
手書きCGやショップ屋ねーちゃんのエロSSを投入して終盤の盛り上げに大きく貢献した。この試合
最大の功労者というべきだろう。正直なところ、観戦していてこの試合があそこまで立ち直るとは
思っていなかった。
真に熱い萌えを発揮した一部諸兄には申し訳ないのだが、マイナーキャラ対決となったこの試合では
投票理由も消去法的にならざるを得ず、全体としてみれば低調な試合だったことは否めない。
Bブロック一回戦は明日以降の後半3連戦に好カードが集中している。この試合に不完全燃焼を感じた
参加者は、是非明日からの試合に熱い思いをぶつけてほしい。


<一回戦・Bブロック第五試合 ショップ屋ねーちゃん vs ユンナ 分析>

「そもそもなぜエントリーしているのか」「10分で投票を打ち切るべき」などと、一回戦組み合わせ
の決定直後から取り沙汰されることの多かったこのカード。やはりと言うべきか有効票総数の
128、勝者の獲得票数73はともにこれまでで最低の数字だ。
一発の爆弾で戦局が決まると言われ、英雄誕生の瞬間を期待して注視する向きも多かったが、
この試合にそれを求めるとすれば4huIvsTY氏の長編SSだろう。

スローペースの試合を制したユンナ。公式画像の見た目だけで決めたという票が相当多いのだが、
「犯罪者の恋人がいる」という設定から「M」→「調教・陵辱」というイメージが何故か
出来上がってしまい、それが一部の浮動票を引き寄せている。勝利を確定付けたSSも、
その恋人ウィルの存在を前提としたもの。やはりこの辺の公式設定があるキャラの方が強い。

ショップ屋ねーちゃんは投票理由にLFTCGでの活躍ぶりと、巨乳・眼鏡というポイントが
しばしば挙げられた。終盤のSS群も、そろって乳を強調。彼女の場合そこしか焦点を当てようが
無いと言えばそれまでだが、ニーズにマッチした反撃もやや遅すぎたようだ。
余談だが、今試合は巨乳・眼鏡というポイントがどの程度中立層に訴えかけるのかという点で、
一部の陣営に対し貴重なサンプルを提供したように思える。

NWからはユンナとコリンのみのエントリーであることから、この試合の盛り上りはコリンの
命運をも左右する。試合終盤ではところどころNWの話題も出てコリンとしては良い
デモンストレーションになったし、何よりユンナの戦法は大いに参考になることだろう。
ちなみに彼女の試合はGブロック第八試合、相手は鍵の強豪美坂栞だ。

さて、二回戦の展望であるが、ユンナの相手は明日の河島はるかVS鹿沼葉子戦の勝者。
深く静かな萌えを獲得するタイプのはるかか、これまで無類のアツさを発揮してきたMOON.陣営の
全面的バックアップを受ける葉子か、現時点では予断を許さないが、いずれが上がってくるにせよ
状況は厳しい。今試合のようなスタートでは、序盤で大きく引き離されてしまうだろう。
もっとも、その二回戦を乗り越えたとしても、その先には絶大なる試練が待っているのだが…。

gnuplot氏作成グラフ


ショップ屋55−ユンナ73でユンナの勝利!!