一回戦Ｃブロックも後半戦に突入。今日の試合は東鳩勢同士の対決となった。 
森本美紀はPS版の琴音シナリオに登場するサブキャラ。チョイ役といっても過言ではない彼女の相手は、 
メインキャラの宮内レミィだ。同作品・同脚本家間の対決のため支援勢力を見出し難い美紀の立場は、 
Ａブロックで敗退した鈴木寛子以上に厳しいと見られる。大方の戦前評もレミィ安泰といったところだ。 

インターバルの間に超先生ネタで軽くウォームアップの後、試合開始。 
開始後5分と経たない間にレミィ陣営からわつき屋爆弾や姉妹乳シチュなどが投下される一方、美紀は 
ゲーム画像がアップされてもなお存在すら疑われる状態。巨乳・金髪・牙・ハカロワ・幼女と様々な 
話題で盛り上るレミィ陣営には松山くん・綾香両氏の芹香支援コンビまでが再集結し、序盤は怒涛の 
画像攻勢をかけるレミィ陣営が会場を制圧していた。2時頃の途中集計結果はレミィ67対美紀11。 
その後もはやレミィ噺一色となった会場に、眼鏡萌え氏の美紀自作CGが打ち込まれた。観衆を一驚させた 
すじCGにあずまんがネタなどが続き、死滅しかけていた美紀陣営は息を吹き返す。 
ようやく票がコンスタントに入り始めた美紀陣営だが、レミィの背中は見えない。13:34頃、眼鏡萌え氏が 
職場から今度はエロシチュを打ち込み梃子入れを図るが、そうはさせじとレミィ陣営も名も無き投票者氏が 
再度応援シチュを投入する。 

見応えのある応援をよそに、朝方以降の会場は実にマターリムード。18時過ぎに投入された86氏の 
美紀CGも、白票を握ってウォッチしている人自体が少ない状況では流れをつくれない。他方レミィ 
陣営は昼過ぎからは票の自然増を眺めているだけという状況で、積極的な動きはなかった。 
19時頃の集計結果は126対33。流れを見ていれば分かることとはいえ、この数字で試合がほぼ決まった 
ことを改めて確信した人も多かったことだろう。 
その後も試合はマターリ進行。あまりのマターリぶりに超先生が乗り出す一幕もあったが直ちに 
撃退された。22時以降の最終局面では余裕のレミィ陣営が駄目押しとばかりに画像をアップ。 
美紀陣営は22時半過ぎに日替わりだよもん氏がエロＳＳを貼って試合終了直前の流れを支配し、 
観客に健闘ぶりを強く印象づけたのが、精一杯の抵抗であった。 
最終結果はレミィ164対美紀49。レミィが最後まで危なげなく勝利を手にした。 

昨日今日とワンサイドゲームが続いたが、今日の試合は票の絶対数が昨日より相当少なく、総じて 
マターリとした展開だった。戦前大いに有利と評されたヒロインには、完膚無きまでの大差をつける 
者もいれば、マターリと流しきる者、あるいは予想外に苦戦する者もいる。それらはどこに差がある 
のか、またどのタイプが次の戦いで有利なのか、そんなことを考えさせられた。 

奇しくも両選手同一ゲームからの出場となったこの試合は、レミィがメインキャラの貫禄で圧勝した。 
この先、同一ゲームのメインキャラ同士が戦うことは数あるだろうが、メイン格対マイナーという 
組み合わせはなかなか実現しないだろう。その数少ないケースが、Ａブロック２回戦の桂木美和子 
vs太田香奈子戦だ。果たしてこの試合も、今日の試合のような一方的な展開になるのだろうか。 

ともあれ、今日の両陣営の戦いぶりだが、レミィ陣営は序盤でセーフティーリードをつくり、あとは 
ほどほどの力で流したという印象だ。それでも既製の画像に関しては序盤の大攻勢時に相当数が 
貼られている。文章ネタや手書きものをもっと見たいという諸氏は、２回戦の彼女の試合を待とう。 

奮闘空しく敗れた美紀陣営は、序盤で一方的に攻めこまれ、観衆に最早番狂わせはないとの印象を 
持たれたのが痛かった。しかし、イメージを膨らます材料すらロクにない状況で、早期に効果的な 
援護を、というのは無いものねだりだろう。むしろ眼鏡萌え氏をはじめとして、ワンサイドに 
なってから援護に立ちあがった人々の侠気を称えたい。 

勝ちあがったレミィの二回戦の相手は、明日の試合の結果待ち。霧島聖と川名みさき、新鋭と古豪 
という差は有れどいずれ劣らぬ鍵の有力キャラだ。ともにスレ住人はマターリとしているが、 
それだけに秘めた実力のほどは窺い知れない。少なくとも、今日のような一方的な展開はないだろう。 

今日の試合を見ていて気になったのは「レミィの支援はエロばかり」という指摘だ。この指摘が 
全く正確なわけでもないし、仮にほぼ当たっているとしても中立層に対する彼女のセールス方法として 
あながち間違っていない気もするが、同格以上の万能選手と当たったときにどう出るかはやや不安だ。 
今日の試合では表面化しなかった超先生問題も不安と言えば不安要素だが、これは正直如何ともし難い。 
これから試合に登場する琴音、志保らがその辺を薄らがせてくれることを期待しよう。