森川由綺 vs 姫川琴音 快説者だよもん氏による観戦記 |
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<一回戦・Dブロック第三試合 △ 森川由綺 vs ×△姫川琴音 観戦記>まず、個人的に今までで一番楽しみな試合がやってきたと言わせてもらおう。 WHITE ALBUMからメインヒロインである森川由綺。アイドルでありつつ主人公一筋の恋心に萌えた人は多いだろう。 To Heartから真ヒロインを狙う姫川琴音。 持って生まれた超能力に悩む薄幸の美少女。 共に全盛期の葉の作品からの参戦。そして共に固定ファンを多く持つキャラクター。 一回戦屈指の好カードと言えるであろうこの試合、まったくもって勝敗の見当がつかない。 同点で両者勝ちあがってもおかしくないくらいの白熱した試合になる事は間違いないだろう。 試合開始直前に、アメリカで飛行機が墜落するという事件が勃発。 琴音の超能力かという話が飛び出しつつ試合開始。 その事故の影響か、インターバルの書きこみが少なく人がいないのかと思わせたが、開始するや否や両陣営が一斉に画像投下。 まずは両者ともにゲーム内画像で牽制。そこから由綺側がマナや理奈とのCGで攻撃。 対して琴音側はCGの数もさることながら、「コロッケ」、「カニばさみ」、「中出し」等の萌えを思い出させる口撃で対抗。 そんな中、R34-159で由綺のコスプレ画像が投下される。しかし、どうやら逆効果だった模様。 これは琴音陣営の策略だ、との意見も出るが、真に萌える者達の前ではそんな議論は無用。 ほとんど問題にされず、次々と萌え画像やSSが貼られていった。 お互いに良質の支援が続く。続く。 作品自体がやや古いこともあり、数年にわたり各地で描き続けられたCGがここぞとばかりに投下されていく。 複数の人が画像を投下していたが、敢えて一人挙げるとしたら綾香氏を挙げておきたい。 綾香氏といえば来栖川芹香戦での支援が記憶に残っていおり、東鳩陣営のの応援かと思いきや この試合は琴音CGだけでなく由綺CGも出している。 どっちもがんばれっという発言と共に投下されるCGは、心と下半身が温まるものばかりだった。 この試合、二人とも好きだ、萌える、応援したい、という投票者が多かったことだろう。 綾香氏もそんな中の一人だったのではないだろうか。 さて、話を試合に戻して、1時間経過時点で56対69と琴音が13票リード。 しかし、13票という差は大きいように見えて全く無に等しいと考えて問題ないだろう。 このあたりの陣営の動きはCG投下が主軸。 由綺側の由綺ファン@台湾氏が自作アクリル絵を出せば、琴音側からは東工不健児@コンバット氏がコロッケ絵を投下。 どちらも複数の反応があり、まさに一進一退の攻防。 続いては8zA63QNK氏が森川由綺のオールナイトニッポンSSを投下。このあたりから由綺側はCGからSSにややシフト。 眼鏡萌え氏作、雀鬼応援団氏作等次々にSSが投下されていく。 逆に琴音陣営からはCGの支援はあれどSSが出てこない。これが今後どう影響するか。 R34-521で某総帥氏のHP公開が一風変わった形で票を集めた。 琴音を愛するあまりに、本物のクリスチャン・ラッセンの画を購入したのだ。(ゲーム中にその画家が好きとの発言がある) この心意気に感動した投票者が続出して票を得たのである。今までに無い得票だっただろう。 また、同じく某総帥氏が琴音版じゃがバタガイドラインを投下。SS不足の琴音サイドにはいい刺激となったようだ。 由綺側も雀鬼応援団氏のSS追加投入、投票時のアツい書きこみ等、安定して得票を稼ぐ。 その積み重ねが実ったか、8時の集計では134対131と由綺が逆転していた。 どちらも進展のないまま朝の攻防戦。 WAの背景のモデルとなった天童駅の画像や、姫川つながりで姫川勉の画像が出たりと、ややマターリ雑談スレ化。 この雰囲気の中、琴音サイドからグラップラー琴音、パソコンの不具合についての相談等のSSが投下され、得票を狙う。 他に大きな動きは無いも、結局この4時間は琴音が制し、12時の集計では157対163と再び琴音が逆転した。 昼になって勢いが出たのは琴音サイド。 滅殺会2代目総帥氏作の「かにのことね」レポート投下に始まり、 超先生のとあるSSについての感想文の転載(ツッコミ付き)を公開。 さらにそのSS全文も11レスに渡って公開されるが、これは琴音派にとっても疑問符がつく作品だったらしく、 色々と物議を醸し出していた。 この論争をきっかけに由綺サイドもCGとSSの投下。ややイメージダウンした琴音を狙い、効果的に票を得ることに成功した。 しかし、琴音側も超先生のイメージを振り切る呼び掛けとCGの追加で復活。 何とか前半の勢いを取り戻し、18時の集計では199対210とわずかながら差を広げていた。 さぁ終盤戦。スレ移行を経てペースを握ったのは由綺サイド。 pSGDCkRg氏が由綺の多重禁止合成CGで流れを掴むと、ゲーム内萌えシチュの転載。 さらにDeQ5qX2c氏が選択肢式痴漢SSで攻撃。数回に分けて投下されたこのSSに伴い、由綺に多数の票が投じられた。 琴音陣営も琴音ちゃんの滅殺日記を転載するが、あまりに裏表が激しすぎるということで思うような票は得られず。 21時を過ぎると支援は減り純粋な投票が続く。パッと見ただけではどちらに票が傾いているのかわからない。 まさに熱戦である。 そして、22:14。ゲーム内でプロデューサーの緒方英二氏が自作mp3と共に登場。 この強烈なインパクトを持つmp3は、最後まで悩んでいた投票者を由綺に向けさせるほどの攻撃力を持つものであった。 その勢いに乗って投票が続く由綺サイドと、古き時代を顧みて投票する琴音サイド。 壮絶な競り合いのまま23:00、終焉を迎えた。 そして、確定するまで小1時間の長い判定の結果、349対354、わずか5票差で琴音が勝利を手にした。 <一回戦・Dブロック第三試合 △ 森川由綺 vs ×△姫川琴音 分析> とにかくお互いがが死力を尽くした戦いであった。改めて両陣営に大きな拍手を送りたい。 トーナメント的には琴音が勝利という形になったが、両者の実力は全く同じであると考えていいだろう。 鍵の優勢が囁かれるこのトーナメントだが、この試合を見る限り葉の勢いも負けていないと切に感じた。 この先の東鳩勢、WA勢の動向が気になるところだ。 今までにないほどの僅差で決まったこの試合だが、残念な点が2つある。 1つは23:00に駆け込み投票をしたものの、間に合わずに無効票となってしまったものが6票もあった事。 23:00に投票しようが5分前に投票しようが1票は1票。早めの投票を心がけるようにしてもらいたい。 もう1つは由綺サイドに多重投稿が多かったこと。 意図的なものではないとは思うが、ケーブル宣言を忘れたために無効票となってしまうのはもったいない。 ケーブル宣言を忘れた時は、改めて<<>>で囲んで投票すればOKということを忘れないで欲しい。 さて、琴音の勝因だが、敢えて「特に無し」と言わせてもらおう。 もちろん様々な支援者によるCGやSS、さらには某総帥氏のような実践人等の援助があったことは確かだし、 効果が絶大のものもあった。 しかし、投票に踏みきった人のほとんどは最初から琴音に由綺以上の魅力を感じていたのではないだろうか。 実際に、支援物資によって投票した人よりも、自分の萌えコメントと共に投票した人のほうが多かったように思えた。 改めて相当な実力の持ち主であるということが窺い知れる。 戦前評ではやや人気が落ち目と思われていたが、この試合で琴音ファンは健在ということが再確認できただろう。 一部ファンが勇み足を踏んでしまう残念な話もあったが、全体的に良質なファンが多いのも心強い。 次の試合の相手は川口茂美(AIR)vs.エルルゥ(うたわれるもの)の勝者。 声だけvs.CGだけというかなり珍しい試合の勝者との対戦だが、まず負けはしないだろう。 すると勝負は準決勝、深倉美咲vs.来栖川綾香の勝者との戦い。 どちらになっても成立する葉対決、楽しみにしたいところである。 琴音と同じく、由綺の敗因も「特に無し」と言いたいところだが、 敢えて挙げるとしたらやはり緒方英二氏の支援が遅れた事だろう。 視覚による支援が多い中、聴覚による支援は新鮮だった。あと10分早く公開されていれば、 結果が変わってたと言っても過言ではない。 しかし、由綺スレにある本人の発言によれば、あのデッドヒートだったからこそ効果があったのだ、ということらしい。 英二氏の今後も気になるところだが、期待される緒方理奈戦の援助をする気はないとの事。ちょっと残念だ。 琴音陣営と同じく、由綺陣営も良質のファンが多い。 特に5票差という僅差で負けたと発表された時も、潔く負けを認める由綺陣営には心打たれるものがあった。 また、この試合を見てWHITE ALBUMをやりたくなったという人もおり、 新規ファンの増加という勝利に等しいものを手に入れたのも大きい。 由綺陣営は新規ファンも交えて、以降のWAキャラの応援に尽力してもらいたいものである。 最後に、この名試合に相応しいこの引用で締めくくりたいと思う。 そして、由綺は 華やかなトーナメントの舞台を降り 愛する冬弥の胸の中へ 帰って行きました……・・・・・ 去りゆく彼女の後ろ姿に 人々のあいだから ぱらぱらと拍手がわき起こった。 やがてそれは強く大きく会場を呑み尽くし、 総立ちになった人々は、割れんばかりの大歓声で以て 彼女を送ったのだ。 良い試合を有り難う。 きみのことは忘れない。 | |
gnuplot氏作成グラフ 由綺349−琴音354で琴音の勝利!! |