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桜井あさひ vs 広瀬真希
壊説者だよもん氏による観戦記
<Dブロック1回戦第6試合――桜井あさひ(こみパ)vs広瀬真希(One)――戦評>

立川郁美の勝利に沸く最萌トーナメント。 
その余韻覚めやらぬうちに、再びこみパキャラが華やかな舞台に現れる。 
桜井あさひ。人気ならメインヒロインにも決して劣らぬアイドル声優。 
対するはOneより、七瀬シナリオでのいびり役。鍵を代表するいじめっ子・広瀬真希。 
前評判では圧倒的にあさひ優勢のこの試合。 
広瀬がどこまで食い下がれるか、その辺りに注目される中、Dブロック第6試合は始まった。 

やはり前評判通り、着々とあさひが票を重ねる。 
しかし広瀬陣営、それにも全く怯むことなく、自分の萌えを次々とスレに叩き込む。 
本編だけでは“ただのいじめっ子”だった広瀬が、実は小説版でいい奴だということが判明。 
そのストーリーに心奪われた広瀬陣営。“七瀬の親友”というスタンスを、思いきり前面に打ち出してゆく。 
対するあさひ陣営は、ただ素直に彼女の可愛さ、健気さを熱く主張する。 
試合自体は、あさひが常にダブルスコアの差をつけて、広瀬を全く寄せ付けず。 
凄まじいCGの数でその人気と知名度を見せつけ、大きくリードするあさひ陣営。 

しかし広瀬陣営、全CGが立ち絵2枚しかないという絶対的な物量不足にもかかわらず、次々とCGをアップしていく。 
さらに同陣営から放たれる名SS、爆笑シチュの数々。 
広瀬の魅力をわかってほしい、そんな想いから放たれるSS、CGの数々に、
広瀬に惹かれる参加者も、ちらりほらりと増えて来て。 
一方、ありとあらゆる角度から広瀬の魅力を模索する同陣営に対し、あさひ陣営は直球勝負。 
内気な自分を変えたいと、一生懸命頑張るあさひの姿を、そのまま素直に表現する。 
前半、中盤、後半にかけて、とどまることなく放たれる両陣営のSS、CG、萌えシチュエーション。 
そしてとどまることなく叫ばれる、両選手へのメッセージ。 
そんな熱い闘いは、結果、あさひ215-広瀬104で、桜井あさひに凱歌が上がった。 

ダブルスコアで勝利を収めたあさひの勝因は、やはりキャラの知名度の差がそのまま反映されたことだろう。 
しかし、熱く萌える――燃えると言ったほうが適切か――広瀬陣営のSS、CG、メッセージを
正面から受けきった実力は、やはりさすがといえよう。 
2回戦の相手は立川郁美。期せずしてこみパキャラ同士が、火花を散らすことになる。 
支持層が重なりそうな二人の試合だけに、完全固定票以外の票を如何にもぎ取るかが、勝負のポイントと言えるだろう。 

惜しくも敗れた広瀬陣営。 
しかしあれほどのキャラ格差の中、2対1の比率で、計104票を勝ち取ったのは見事といえよう。 
そして、R37-685氏の「試合に負けても、ただの虐めキャラではない広瀬真希の魅力を皆に知ってもらえれば、
それは勝ちだ」という言葉。 
広瀬陣営の、その努力は十分報われたと思う。 

自分の弱さと戦う少女と、本当は気の良い少女の試合。 
そんな両キャラにふさわしい、さわやかな試合を見せてくれた、両陣営に拍手を贈りたい。 

gnuplot氏作成グラフ


あさひ215−広瀬104であさひの勝利!!