戻る

牧村南 vs 吉田由紀
快説者だよもん氏による観戦記
<一回戦・Eブロック第二試合   ×◎牧村南 vs    吉田由紀  観戦記>

前日に引き続き、数々の好勝負を演じてきた葉対決。 
こみパから参戦する牧村南。前日に登場の保科智子と同じくメガネキャラだが、こちらはお姉さん属性。
23歳という年齢がどう出るか。 
対する吉田由紀は雫から。初戦を勝った桂木美和子と同じ生徒会所属だが、いかんせんサブキャラのイメージが拭い切れない。 
戦前評はやはりメインキャラの一員である牧村南が勝つだろうという予想ばかり。 
結局、吉田由紀はインターバル中にキャラ紹介どころか名前さえほとんど出ないまま試合に向かうことになってしまった。 

試合開始をしても、やはりそこに吉田由紀の名前はない。 
7分後にやっと入場するが、周囲は南への投票の嵐。 
ギャンブラー氏の2択南画像イベントで始まり、画像投下を続けて確実に票を重ねる南サイド。 
別スレでは開始30分で、もはやコールドゲームだと言われてしまうほど。 
由紀のCGが1枚も出ない中、初期からこのトーナメントを見ていた人にとっては伝説の人物が登場した。 

渡辺氏。 

美和子戦で自分の母親の名前が由紀ということを全世界に発表してしまった、何ともナイスガイな男である。 
その渡辺氏はもちろん由紀に投票。その後「おかあさん。ごめんなさい。」と親孝行な一面も披露。 
昔を懐かしむ者、その人格に惚れて投票に踏み切る者。渡辺氏の登場で由紀サイドに不思議な活気が出てきた。さらに 
dtdZiyJ/氏が自作由紀CGの投下など、反撃の兆し。 
しかし、それも徐々に薄れ始め、しばらくすると南への投票ばかりが殺到。3時の時点で89対15と大きな差が開いてしまった。 

3時過ぎになると、南が何で泡なのかという質問から始まり南スレ化。 
オフィシャルではなくキャラスレによるものだ、という解説と、それを見て思わず引いてしまう人。 
そんなミニ騒動もあったが、南のCGとSSが続々と投下。投下。 
ほとんど由紀側の反撃がないまま8時間経過。121対21とちょうど100票差となっていた。 

グラフを見てもらえばわかるように、朝から夕方にかけて由紀への投票は雀の涙。 
kqjX/2tN氏が書いた2枚の自作支援画像も、南への投票・応援で流されてしまった。 
それでも手を休めずCGを中心に攻める南陣営。その脇ではメガネ有りと無しのどっちがいいかというサブ投票をやる余裕も。 
その間を縫って吉田由紀のアンソロや同人誌がアップされるが、それも投票には繋がらず。 
結局、終盤も順調に票を獲得した牧村南が230対45という大差で勝利した。 

尚、23:01の投稿が5レスあった後に、タイムスタンプが23:00の投票が出るというプチ奇跡があったことも付記しておこう。 



<一回戦・Eブロック第二試合   ×◎牧村南 vs    吉田由紀  分析>

見事なワンサイドゲームとなったこの試合。 
サブキャラの多い1回戦では、このような試合が多いのは仕方がないところだ。 
もちろん、サブキャラにも萌えを見出すのがこのトーナメントの主旨。 
しかし、サブキャラ同士の熱戦なら新しい萌えを見出す事もあるのだが、相手がメインキャラとなるとキツい。 
そういう意味で吉田由紀は運がなかったと言えるだろう。 

その吉田由紀、相手が悪かったのはもちろんだが、支援が少なすぎたのもあるだろう。 
自作CGも投下されたが、頭の中に由紀のイメージができていなかった人が多数という展開では厳しい。 
唯一の光といえば渡辺氏の登場であったが、2時間ほどでその流れは完全に途絶えてしまった。 
ネタ話の好きな葉鍵住人的に、もう少し盛り上がっていれば票を集められたかもしれない。残念だ。 
渡辺氏には桂木美和子戦でまた登場してもらいたいものである。 

200票近い差を付けた牧村南。貫禄の勝利といったところか。 
メガネ属性を持ちつつ、取り外し可能というシナリオが更なる萌えを引き出したといえる。 
また、お姉さん属性、天然ボケとキャラ設定が葉鍵板住人のツボをついているのも大きい。 
CGやSSも良作が多く、安定して力を発揮していたようだ。 
しかし、一方で投票者の反感を買うハズレ画像もいくつか投下されたのが気にかかる。 
この先は厳しい戦いが予想されるので、ネタ画像はこの先投下しない方がいいだろう。 

2回戦の相手はメインキャラ対決を制した緒方理奈。 
既に森川由綺が負けたこともあり、WA陣営は決死の覚悟で勝負してくるだろう。 
しかし、前日の試合は激しい消耗戦になったこともあり、理奈陣営は支援物資の不足が想像される。 
逆に、楽な試合を演じた南陣営はいくらか余裕があるだろう。 
試合までの約1ヶ月半、お互い十分に休養を取っていい試合を期待したいものである。 


<牧村南 vs 吉田由紀  悔説者だよもん氏による観戦記>

「眼鏡」「年上」「天然ボケ」などと萌え要素を兼ね備えた上、葉鍵板においても「独特の濃さ」を持つ 
キャラスレが存在し、厚い支持層の存在を感じさせる牧村南。 
キャラスレはおろかオフィシャルのCGも立ち絵1枚のみと、まさに「サブキャラ中のサブキャラ」的な 
存在の吉田由紀。 
2日続けて葉キャラ同士の戦いとなった一戦は、新旧リーフの代表作の好対照なキャラの対戦となった。 
開始草々、地雷混じりの画像、SSが投下され得票を伸ばす南。一方由紀陣営では相方・桂木美和子戦で 
名を馳せた「渡辺」が登場し一部観客を喜ばせるが流れを掴むには至らなかった。 
着実に票を集める南と「支援するにも画像がない」と言う悲痛な声も見受けられる由紀、03:00にはその 
差は89-15となり、早々に南陣営のペースとなった。 
その後も差は開き、テレホ終了時には100票差。この状況で勝利を確信したか、南陣営の一部から「眼鏡の 
有無、どっちの南さんに萌えるか。」と言う投票を始める者が現れ、これに反発する煽りカキコも出る中、 
数少ない由紀陣営が「まあマターリ行こう」と宥めたり、自作画像やSSを貼りつけて最後まで戦う姿勢を見せ 
る姿には、古参派・雫陣営の穏やかながら長く熱い萌え心を感じさせられた。 
一部で期待された「86氏」の降臨こそ実現しなかったものの、由紀陣営の心意気に打たれての投票が見え 
始めたのは彼等にとっては大きな収穫だったのではないだろうか。 
しかしながら、盛んに由紀を支援していたのがトリップにも"Eimi"の文字を入れた、本来はこみパ陣営に 
属するスレの住人であり、雫系スレからの支援が少なかった辺りにマイナーなサブキャラの悲しさがある 
感もする一戦であった。 
一方、南陣営は戦力を温存して勝利を収めた感が強いが、次戦はこみパと並んで各キャラスレの団結力が 
強いWAの大物、緒方理奈戦とあって総力戦が予想されるが、今回の対戦中も一部のレスで見受けられた 
「南スレの独特の雰囲気」が浮動票確保にどう影響するか興味深いところではある。 
全般的に穏やかな一戦であったが、このような試合ものんびりと楽しめて良いのではないだろうか。 


gnuplot氏作成グラフ


南230−由紀45で美咲の勝利!!