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緒方理奈 vs スフィー
名無しさんだよもん氏(at 感想18-264)による観戦記
<Eブロック準決勝第1試合   ◎△ 緒方理奈 vs  ◯△ スフィー  観戦記>

ブロック準決勝もいよいよ後半戦に突入。 
Eブロック準決勝、第一試合は緒方理奈VSスフィーの対決となった。 
どちらの関連スレを覗いてみても、キャラへの萌えを最大限に表現すると共に、 
トーナメントを通してのゲームの普及を喜ぶ声が聞こえてくる。 
ホワイトアルバムとまじかる☆アンティーク。けして万人が知るとは言えない両作品。 
しかしその知名度をキャラクター達がトーナメントを通して大幅に押し上げた。 
この試合は、勝ち続け、観客を萌やすことによりさらなるプレイ人口の獲得に貢献した 
第一人者同士の対決と言えよう。 
WAからアイドル緒方理奈。1、2回戦では「裸ワイシャツ+メガネ」CGや 
「諸田真フラッシュ」など、新たな萌えを生み出す支援に笑いも織り交ぜ、 
相手陣営を含む幅広い層からの得票に成功した。 
中でも「おさなリーナ」の誕生は低レベルスフィーに対する強力な武器であり、 
今回の支援にも期待がかかる。 
一方まじアンからの登場はヒロインスフィー。大量の公式画像を惜しげもなく投入するなど、 
ゲーム未プレイ者に対するアピールも盛ん。 
さらにどんな人でも萌えられるよう、レベル"0"からレベル"5"まで、各レベルの萌え画像・SSを 
駆使することにより、こちらも新規プレイ層を含む、幅広い層からの支持を得ることに成功している。 
ロリからお姉さんまでなんでもござれの特長を生かしたその支援は、 
初心者にもまじアンフリークにも楽しめる、揺るぎないものへと進化した。 

理奈陣営からの入場SS2本に加え、両陣営から既出フラッシュ動画が投下されるにぎやかな 
スタートとなったこの試合。どこからか「般若心経VS諸田真」との呼び声がかかる。 
ひとしきりの決め打ち投票後、支援合戦が開始される。R121-868を始め諸田真フラッシュをネタに 
攻める理奈陣営に対し、スフィー陣営はR121-850の着メロなどで抗戦。両者共に順調に票を伸ばしてゆく。 
まだまだ先がわからない展開から一気に試合が動き始めたのが、試合開始から1時間が経過した辺り。 
R122への新スレ移行早々、タイミングを待ちかまえていたとばかりに理奈陣営がラッシュをかける。 
前スレの画像支援まとめに加え、おさなリーナエロSS、シリアスSS、そして前述の諸田ネタを絡めたギャグ…と、 
まるで示し合わせたかのようにタイプの異なる多彩なSSが連続投下され、これといった支援がない 
スフィー陣営を尻目に着々と票を獲得していく。 
結局、投票が落ち着いた2:00の時点ではダブルスコアと、意外なほどの差が開いていた。 
その後しばらくは実にゆるやかで落ち着いた展開。最近の試合では珍しい光景である。 
R121-142で理奈SS、R121-168、R121-176でスフィー小ネタが投下されるも、 
明け方から夕刻にかけての支援はその程度。黙々と票のみが集まる状態が続く。 
この昼間の時間帯も得票数で優位に立ったのは理奈。 
膠着状態ながらもじわじわとスフィーを引き離しにかかる。 
流れにのまれじとR121-219で投下されたのがお馴染みチェき氏のスフィー支援。レベル1からレベル4まで、 
萌えに笑いを絡めた各種AAに投票者が続出。しかし、これも流れを変えるまでには至らず、 
相変わらずのマターリペースの中、両者への投票が続く。 

ようやく支援に拍車がかかり始めたのが18:00過ぎ。口火を切ったのはここでも理奈陣営。 
R121-256で英二理奈の兄姉SSを皮切りに諸田ネタ(続いてたのか!)、各種AA、自作Winampスキンと 
多方面からの支援が展開される。 
理奈支援一色の中、待ったをかけたのがR121-323からのはね〜〜氏によるスフィー支援SS。 
終了時間に完結しなかったのが悔やまれるが、スフィー陣営としては大きな見せ場となった。 
しかし、終盤のスフィー支援は他に見られず氏の孤軍奮闘状態。 
逆に理奈陣営からは、独特の雰囲気を持つはるかとのかけあいSS、先が気になる終末をむかえた諸田ネタなど 
コンスタントに支援が続けられる。支援画像保管サイトの更新のこまめさも、ログを読む時間のない人への 
強力なアピールとなり、逆にその票差は広がっていった。 
結局、合計約700レスと最後までマターリした試合は、終了後15分を待たずにファイナルアンサーが 
叩き出されるクリーンな終幕。理奈260対スフィー128という結果で、緒方理奈がEブロック決勝にコマを進めることとなった。 


<Eブロック準決勝第1試合   ◎△ 緒方理奈 vs  ◯△ スフィー  分析>

ほぼ全ての時間帯において得票数で上回った理奈。終わってみれば、盤石の試合運びであった。 
理奈の勝因として第一に挙げたいのが横のつながりの強さである。 
「ホワルバ最後にして最強の星」「WA最後の切り札」etc …といった記述がいつにもまして目に止まった。 
いまやWA勢唯一の生き残りとなった理奈。WAを愛してやまない住人が最後の灯を消すまいと 
一致団結した、といった印象である。もちろんゲームへの思い入れと同時に、理奈への想いも熱く語る投票者が多く、 
「最萌トーナメントなのに好きなゲームのキャラだから投票するのはいかがなものか?」といった意見を 
真っ向から覆すほどのパワーを感じさせた。 
さらにゲーム内でのつながりに加え、前試合で惜しくも敗れた桜井あさひ陣営からはアイドルつながりでの支援を、 
そしてツインテールの生き残りとして七瀬・真琴といったツインテール至高主義者による熱狂的支持を受けるなど 
幅広い分野から集まった同志の投票が、260票という得票数につながったのは間違いないところである。 

また、効果的な支援による得票効果も見逃せない。 
全体的な支援としては、量や勢いといった点で過去の戦いに引けをとった感は否めないが、 
今回は支援の質で勝負したという印象である。 
過去の戦いで得た「諸田真フラッシュ」「おさなリーナ」などの強力な武器。ただ流用するのではなく、 
それらを活用しつつ新たな作品を生み出すことにより、一度つかんだ支援者を飽きさせることがなかった。 
"祭り好き"、そして"ロリ好き"。図らずも葉鍵住人の持つ属性にぴったりはまった好支援であったと思う。 

敗れ去った仲間たちに見守られて、そして例のフラッシュを効果的に使って。 
奇しくも試合前に投下された2本の入場SSが、勝者・緒方理奈の象徴そのものであったように感じられた。 

一方敗れたスフィー。事実上、キャラスレがないに等しい状態で、見事にここまで健闘してきたが、 
今回ばかりは支援の少なさを指摘せざるを得ない。1、2回戦で見せた萌え・エロ・ネタ、なんでもこいの 
SS支援が特筆ものであったため、今回の試合でも数々のSSに期待していた人にとっては、逆に肩すかしを 
くわされた気分であっただろう。そんな中、ただ一人気を吐いたはね〜〜氏には拍手を送りたい。 
ただ個々の投票にまで目を向けてみると、スフィーについて、まじアンについて語り尽くしたいという 
気持ちがひしひしと伝わってくる。特に特定レベルに対する思い入れを熱く語る票が目立ち、 
デフォルトで幅広いファン層を集めるスフィーの魅力を伝えるに十分な戦いぶりであったと言える。 

一つ残念なのは、両者共に「○○しかやったことがないので…」という理由での投票が 
まだまだ目についたところであろうか。コンシューマ移植・アニメ化といった大衆化への動きが見られない 
両作品の支持者にとって、トーナメントを通した普及活動はあまりにも地道で遠い作業に思えたことだろう。 
ただ、「支援がよかったのでゲームをプレイした!」といったダイレクトな反響が聞けることが 
何よりの薬であることは、支援者の誰しもが感じているところではないだろうか。 
理奈、結花と共に生き残りが一人ずつとなった両陣営。トーナメント上でゲームの素晴らしさを伝える場は 
限られてしまったが、これにめげず、それぞれのキャラの支援を通して十分にその魅力を伝えてもらいたいと思う。 

勝利した緒方理奈。WA勢からは唯一のブロック決勝進出者となった。 
次戦は吉井VS小坂由紀子の勝者。試合の密度に関しては理奈に勝るとも劣らない二人である。 
吉井の支援は名無し忍者氏・例の三人組氏など言わずと知れた強力応援団のバックアップが決定的。 
三人組最後の生き残りだけに、全力で挑んでくることが予想される。 
一方の小坂由紀子も、立ち絵なしながら葉鍵住人の豊かな想像力を味方につけ勝ち上がってきた難敵。 
さらに由紀子が相手となると、理奈にとっては4戦目にして初の葉鍵対決という不安も抱えることになる。 
作品中の存在感という点では地力に勝る理奈ではあるが、いずれも一癖あるキャラクターが相手であるだけに、 
気を抜くことは許されない。次々と新しい萌えの形を生み出した今までの試合にも勝る支援で 
ブロック決勝を彩ることを期待する。"最弱ブロック"とも揶揄されたEブロックの下馬評を覆し、 
その存在感を存分にアピールしてもらいたい。 

gnuplot氏作成グラフ


理奈260−スフィー128で理奈の勝利!!