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柏木初音 vs 折原みさお
χ説者だよもん氏による観戦記
<一回戦・Fブロック第三試合 ◎○柏木初音 VS 折原みさお  観戦記>

Bブロックに並ぶ大激戦区のFブロックの第三試合。 
その中でも一番手と目される、痕四姉妹の末妹、「妹になってほしい」柏木初音。 
迎え撃つは「あの」折原浩平の妹、ONEの世界の仕掛け人、「実の妹」折原みさお。 
絵が一切ないみさおに対し、莫大な量の支援物資が存在すると思われる初音。 
予想印を見ても、恐らくワンサイドゲームになる、とかなりの人が思っていたのではなかろうか。 

勝負が始まって早々、初音側支援、画像に名無子氏のシチュが投じられ、一気に流れを引き込もうとする。 
8分後、ようやく来たみさおの入場シーン。さらにあまとう氏の「生きてたらこんな感じ(高1)」な自作CG。 
さらに輝く季節だよもん氏のキャラ紹介も出て、「入場を見てやられた」みさお票が少しずつ入り始めるものの、 
初音サイドの支援画像は増えるばかり。初音側の圧倒的な流れは止められないように思われた。 
そんな1時41分、「それ」は始まった。 

もし「妄想の神」というものがいるとすれば、この日は間違いなくみさおサイドに降りてきていた気がする。 
狗威氏のSSを皮切りに、過去スレの333氏の自作CG、◆hGrdp//E氏のSSが一気に打ち出され、流れを引き戻す。 
初音側も八ツネスキー氏のコスCG、「七瀬100番勝負・反逆編」で反撃するも、 
みさお側もゲームの本文引用、名無し忍者氏や127氏のCG、「もしもみさおが生きていたら」などを連打。 
さらに名無しさん、セミっぽくない?氏のCG、出張版永遠の住人氏や◆x7SvTJD2氏のシチュと次々に打ち込まれる。 
がちょぴん氏の画像支援、r50-430氏にSIF氏のシチュと初音側も頑張るものの、天秤はみさお側に傾き出す。 
しかしそれでも最初のリードは大きく、7:15現在で132−69と初音のリード。 

中間発表直後、過去スレの333氏による、その時間の様子を描く「リアルタイム漫画」が始まる。 
さらに過去スレなどでの萌えシチュへのリンクも貼られ、みさお側の応援は止まらない。 
レン萌えだよもん氏に偽百番勝負氏、r50-646氏のSS、既投稿者もどんどんSSやCGを打ち出してくる。 
一方初音側はがちょぴん氏がこつこつと画像を出し続けるものの、不思議なくらいに支援が出てこない。 
その後も詩子さん氏や◆Aqua/C.E氏にr50-739氏、r50-751氏のSSと全く手が休まらないみさお側。 
しかしながら地力に勝る初音もこつこつと票を集め、19:11の中間発表でも198−132と差は縮まらない。 

終盤戦の最初に出てきたのはみさお側の本文引用。しかも今回は音楽まで付いてくる。 
初音側もr50-810氏の画像後付けシチュなどの援護はあるものの、やはりみさお側の流れは止まらない。 
「絶え間なく紡がれる日常とその一片」、r51-21,72,86各氏と絶え間なくSSや画像が出てくる。 
一方ここに来て、甘えん坊将軍氏にr51-124,216,244各氏のSS、熱視線IrDA氏の画像と初音側も力が入ってくる。 
そして終了21分前。本来終了直前に出るはずだった、みさおの3ページの漫画が出てくる(r51-288)。 
その後もr51-354氏のみさおSS、コンスタントに出続ける初音側の画像と応援は続き、試合時間は終わる。 
それでも名残を惜しむかのように続くみさお側SS。◆x7SvTJD2氏、偽百番勝負氏、r51-485氏、詩子さん氏。 

そして、337-320で柏木初音が2回戦に駒を進めることとなった。


<一回戦・Fブロック第三試合 ◎○柏木初音 VS 折原みさお  分析>

個人的に思うに、この試合の焦点は「みさお陣営がどれほどのことができるか」。 
開始早々には「みさお陣営に期待して保留」の書き込みがいくつか見られたことからもそれが伺える。 
そして、恐らくは期待を大きく上回る、爆発的な萌えを展開させたみさお陣営。 
浮動票の大半(推定)を奪い去りながら、それでもうち崩せなかった柏木初音。 
ある意味屈指の名勝負であったと言えるのではないだろうか。 

善戦するも、惜しくも敗れた折原みさお。しかしながら、観戦者の心に大きなものを残したのではなかろうか。 
ほとんどキャラクターの情報がないのを逆手に取り、入場から退場までを1つの物語のように紡ぎあげるその手法。 
既存の支援物資はほぼ皆無のため、絵も文も全て手製。試合が終わってなお打ち込まれる支援の数々。 
まさに妄想力の権現、葉鍵板の本領発揮といったところか。 
この場を借りて、改めて支援者の方々に拍手を送らせてもらいたい。 

一方、痕四連戦の最後を勝利で飾ることが出来た勝者・柏木初音。 
支援物資は大量だったものの、勝因はむしろ「初音そのものの地力」だったように感じられた。 
今後の試合を勝ち上がるためには、地力に加え、浮動票を呼び込む応援が必要になると思われる。 
いかに初音支援の職人諸氏を闘いの場に呼び込めるかが鍵となるだろうか。 
次戦の相手は月宮あゆvs塚本千紗の勝者となる。恐らく激戦となろうが、良い萌合を期待したい。 
また、残る最後の痕勢、柏木千鶴の試合も、大いに萌えをふるってもらいたいと思う。 


gnuplot氏作成グラフ


初音337−みさお320で初音の勝利!!