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御影すばる VS 天野美汐
χ説者だよもん氏による観戦記
<一回戦・Fブロック第五試合 △▲御影すばる VS ▲△天野美汐  観戦記>

激戦Fブロックも後半戦に入り、この日の試合はこみパ3連戦の中日にして、こみパvsKanon第二ラウンド。 
128キャラで唯一の中村毅デザインキャラ、「こみパ最終兵器」御影すばる。 
新しさは売りになるものの、支援物資の少なさも否めない。果たしてどこまで戦えるか。 
対するは、葉鍵板きっての人気サブキャラ、「おばさんくさいぞ」天野美汐(褒め言葉)。 
わずか数時間でキャラスレ一本使い切るほどの住人のパワーが炸裂するか。 
予想印は全くの互角。面白い試合展開が期待できそうだ。 

試合前に一部のファンがハァハァ暴走するも、r53-332氏が名雪車氏の登場を言い当てて場は一気に盛り上がる。 
ウォームアップは完璧だったか、画像にSSにと、開始早々に美汐陣営の一斉射撃が始まる。 
逆にすばる側の最初の支援が出たのは開始27分後。歴史の差を思い知らされる。 
その後も出続ける美汐支援。票差は広がるばかり。すばるのAAで美汐に投票する輩まで現れる。 
開始50分過ぎくらいからようやくすばる側の画像が出始め、流れを引き戻さんとするも、 
すかさず美汐側、「かのらじ」(絵付き)と仏さんじょ氏の自作絵で打ち返し、優位を譲らない。 
仏さんじょ氏はその後も2枚描いている。名の知られた作家がトーナメント用に描いたのは初めてではなかろうか。 
さらに133氏、r53-671氏と畳みかける美汐勢。すばるたんXの画像どころでは止められない勢い。 
倉田ヴォイスで反撃を試みるも、怒濤の画像爆撃にあっさりと流されてしまうばかり。 
画像が途切れた辺りで、◆hGrdp//E氏やななしさんだよもん氏にr53-857氏、名無しさん だよもん氏と 
今度は連続でSSを打ち込む美汐勢。8:49時点で117-207とリードを奪う。 

朝から昼にかけては流石に援護射撃も少なく、今までぱらぱらだったすばる票が目立ってくるようになる。 
マターリのあまり、r54-153氏によって美味しんぼのパロ漫画が出る。受けは取れたがどちらの支援にもなっていない。 
美汐側の「美汐たん休憩中」、見習い名無しさん氏にr54-315氏、すばる側も旦那さん、名無しです氏とSSが出て、 
画像支援も両者とも続いているものの、何となく静かなまま時は流れて行く。 
そして最終中間発表、19:11時点で212-291とじわじわ差を縮めてくる御影すばる。そして終盤戦へ。 

流石に息切れしてきたのか、画像のペースが落ちてきた美汐側。逆に少ない画像をコンスタントに貼り続けるすばる側。 
そのせいか、中村毅効果か、キャラとしての地力か、ここにきてすばる側の投票の方が目立つようになってくる。 
美汐側は◆zl3VT9gc氏、「好きなシチュをコピペするテスト」、foxtrot氏、名も無き闘票者氏、 
なにがしだよもん氏とSSを繰り出すも、流れ出した勢いはとどまることなく、どんどん美汐側を追いつめてゆく。 
終了2分前にスレ移転が起こるという危なっかしいことも起こりつつ、試合時間は終了。 
結果、396-390とわずか6票差で、御影すばるが天野美汐を差し切って勝利を収めた。 

試合終了後にも、「○○に投票したが××もいいと思った」などの相手への賛辞が多かったことも付け加えておきたい。 



<一回戦・Fブロック第五試合 △▲御影すばる VS ▲△天野美汐  分析>

予想印の通りに、そして予想を上回るほどに、白熱した互角の戦いであった。 
最後まで戦い抜いた両陣営に精一杯の拍手を送りたい。 

破れた美汐であるが、「負けてなお強し」の言葉がぴたりと当てはまるのではないだろうか。 
事実、支援の物量は圧倒的に勝り、試合の印象としては美汐の印象の方が残っている人も多かろう。 
あえて難を言うならば、キャラスレに頼りすぎた感があるように思える。 
ショートシチュや場の雰囲気がキャラスレの雰囲気に近すぎ、それを受け入れられない浮動票が1歩引いた可能性もある。 
また、夕方以降にも同じくらいの質と量の支援があれば、また結果は変わったかもしれない。 
とはいえ、全力での萌え合いで最高の試合を見せてくれたという事実は動くものではない。 
ここに観戦者の1人として、感謝の念を贈らせてもらいたい。 

一方勝ったすばる。Leafの最新のヒロイン(われものはデータがないので除く)の面目躍如といったところか。 
勝因の1つとして「DC限定ヒロインであった」という点をあげたい。 
DCに移植するにあたって「こみパの最終兵器」という観点で作り上げられたすばる。 
こみパというゲームにおける「萌え」の結晶体と言っても過言ではないと思う。 
また、DC版をやっていない人に対して、ゲーム画像や声を出すだけでアピールになったというのも重要だろう。 
「ぴこて作家が成り上がる」というシナリオが、同人作家の票を集めたという点もある。 
ただ、このあたりは2回戦では通用しないと思われる。新たなる萌えの発掘が必須であろう。 
2回戦の相手はフランソワーズvs長谷部彩の勝者となる。 
フランソワーズが相手になった場合は同士の敵討ちという形になる。また、彩だったら同人作家対決となる。 
いずれにせよ、今回少なかったSSを始め、より多くより強い萌えが出ることを期待したい。 

gnuplot氏作成グラフ


すばる396−美汐390ですばるの勝利!!