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長岡志保 vs 因幡ましろ
勝手に改説氏による観戦記
<一回戦・Gブロック第3試合  △△ 長岡志保 vs    因幡ましろ 観戦記>

 リング穴氏に日陰者対決と喝破されたこの一戦。 
 かたや東鳩の長岡志保、このGブロックでは珍しい巨乳属性(笑)。ゲーム内での微妙な 
立場のせいか超先生の愛娘という立場のせいか、出番がやたら多い割に人気がイマイチ。 
しかしPS版シナリオの評価は、こう言っては何だが嘘みたいに高い。 
 かたやまじアンの因幡ましろ。絵皿に描かれた白ウサギの絵に魂が宿った付喪神にして 
人外ロリ属性。ところがその存在自体を知る者がほとんどいない上に、2日前に江藤結花 
を勝利に導いたまじアン支援勢力に今回はあまり熱気が感じられないのが気にかかる。 

 名雪車とそのニセ物が続けざまに入場して活況を呈した試合会場。 
 開幕ダッシュにおいて知名度の差はやはり大きい。志保には票が次々と投じられる一方 
で、ましろ側は投票しようにもデータが無さ過ぎという状況。情報がないと投票の判断も 
出来ない、という声がなんか悲痛である(苦笑)。 
 ましろ陣営、当初は違うゲームの類似品の画像しかない。開始22分後にLFTCGの画像、 
25分後にキャラの説明文書、一時間を超えてやっとゲーム内画像が投下され、萌えられ 
そうな実態が次第に明らかになってくるものの、時既に遅し。 
 と言うのもその前、開始12分で六@氏の手により、志保支援のFLASH画像が投下され 
ていたのである。その零式風味な内容が投票者の爆笑を誘い、既に場の雰囲気は志保一色 
だった。 
 かくして序盤戦は志保がましろを圧倒。 
 その後も松山くん氏の確実な波状攻撃を筆頭に、量は少ないもののうまくスレ上に分散 
させる形でSSや画像を順次投下する志保陣営。ましろ陣営がほぼ沈黙して票差も次第に 
広がっていくのに、真摯なまでに歩みを止めない。 
 投票者のコメントも、友の為に身を退く切なさや、PS版及びTV版で補完された志保 
の姿をたたえる声が多く、不思議な程に真剣。大幅リードに浮かれる気配は全く見られず、 
まるで何かの影を振り払わんとするかのようだ……などと思わせぶりな事を書いてみたり 
する。 

 しかし、朝日の到来と共に一気にマターリと化す会場。夜通し頑張ってれば支援者も力 
尽きる、と言う訳で志保陣営の応援も停止した。 
 書き込みがおよそ10分にひとつ程度、というのんびりペースで試合は進行。しかし、 
世間様は授業中とか仕事中のはずの時間帯もそのペースが崩れず、ぽこぽこと志保へ票が 
入る。ましろは、やはり知名度の低さを克服できるだけの支援が無かったのが響くのか、 
ほとんど票を得られない。 
 夜になっても投票ペースが少し上がる程度でマターリ感に変化無し。 
 ここで応援活動が再開される。ましろ陣営からこころとココロSS、謎のましろLV2及 
びLV3画像が放たれたが、それと前後して志保陣営から投下されたえちぃCGや大作SS 
二連発、志保コスプレ娘の画像の前では輝きが限定されてしまった。 
 試合開始直後が一番にぎやかだった戦いは、駆け込み投票すらほとんど無い状況で終了。 
 179vs39で志保が勝利を収めた。


<一回戦・Gブロック第3試合  △△ 長岡志保 vs    因幡ましろ 分析>

 終わってみれば終始マターリと進んだ戦い故に、キャラ格差が露骨に出た。 
 因幡ましろは、残念ながらその魅力を知らしめる前に試合が終わってしまった感がある。 
少ない支援を改めて見直してみると結構魅力的なだけに、個人的には、開始直後にキャラ 
の説明と、LV2及びLV3の画像が出ていたら、もっと善戦できたのではないかと思う。 
 少なくとも、六@氏の手により志保一色になった序盤戦を多少なりとも自陣寄りに引き 
寄せる事は出来ただろう。双方のキャラの格、試合全体の来場者の数を考慮して支援投下 
のタイミングを図る術を考えさせられる一幕であった。 

 一方、志保に対しては、あえて支援より投票にフォーカスを当ててみたい。 
 普段の試合よりも、キャラに対する熱いコメントの添付率が高かったように見えるのは 
私の気のせいではないだろう。 
 元々志保はオタク受けするようなキャラではないし、誰かさんのおかげ(笑)で葉鍵板は 
「志保萌え〜」と気軽に言える場所ではない。それにも負けずに志保スキーを続けた者達 
ゆえに、コメントも真摯になる傾向があるのだろうか。それとも志保の「一見チャラいが 
根は誰よりも真面目」な所に惹かれた結果か。 

 あと副次的効果ではあろうが、このトーナメントで超先生が散々弄ばれた結果、憎悪の 
対象からマスコットに変化しつつあるのも志保に追い風だったかも知れない。この試合に 
おいて超先生だから拒否、という反応は非常に少なかった。 
 いずれにしろ志保は、意外な程に熱い声援を受けて勝利を手にした。今後、同格以上の 
萌え系キャラに当たった時に今回の支持層がどう動くかは微妙だが、このトーナメントに 
おいて復権を果たしたキャラの一人に数えてもいいだろう。 

 二回戦で志保とあたるのは、こみパよりにゃはは〜な芳賀玲子。 
 双方の投票者コメントを総括すると「実際にいて欲しいが萌えづらい」志保と「萌える 
が実際にいたら退く」玲子なので、結構興味深い一戦になりそうだ。理想と現実、妄想と 
思慮、その狭間で揺れる「萌え」という言葉の意味を、投票者に問いかける事になるかも 
知れない。 
 両者とも一回戦では弾薬を温存できた模様なので……つーか仮にも東鳩の伝統の一翼を 
担う志保の画像が、あれだけって事はあるまい……華やかな試合を期待したい所である。 
いや、せっかく志保もいい体してるんだし(コラ)。

gnuplot氏作成グラフ


志保179−ましろ39で志保の勝利!!