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上月澪 vs 美坂栞
新入り手伝い@臨時解説氏による観戦記
<二回戦・Gブロック第4試合   ×○ 上月澪 vs ○△ 美坂栞  観戦記>

スケブ娘、1年後輩、ショートカット、久弥キャラ、そして貧乳… 
ゲームは違えどここまで属性がかぶる対戦も珍しい。片やONEから上月澪、片やKanonから美坂栞。 
対戦決定直後からあちこちで「どうすればいいんだ」の叫びが聞こえたこのカード。 
1回戦を見る限りでも実力は全く互角のこの勝負。果たして勝利の女神ならぬ真のスケブマスターの称号を得るのはどちらか。 
数多くの参加者にどちらに支援するかを悩ませながら決戦は幕を開けた。 

恒例のリング穴Joe氏のコール後、もはや恒例となったチキチキマシンレースに混じって早くも両者支援の画像が大量投下。 
早くも激戦を予想させるスタートとなる。入場SSは栞陣営からは563の本乃栞氏、567氏の場内放送、569氏の3本。 
澪陣営からあまとう氏のSSが投下された他に、598で神隠しなのです氏による両者共演SS”Yell!!”が投下される。 
このSSに代表されるようにSS、画像共々両者に支援するというのが多かったのは、属性がかぶるもの同士のこの試合 
ならではの支援であろうか。 

開始直後の喧騒が過ぎ去ると今度はSS支援が目立つようになる。栞陣営から105-671で流れ書き手氏による 
栞2ch体験記SS、コンビ対談を皮切りに、694のわさびネタ、786氏の夏のデート、830のTake氏。 
一方澪陣営からも716で猫好き氏が長編SSを開始したのを始めMITUKI氏、あまとう氏、み氏のSSで応酬 
するなど、これまたまったくの互角の様相。SSの間隙を縫って絶え間なく投下される両者支援の画像支援と 
あいまって勝敗の行方が全く見えない状況の中で、夜明け前に新スレへと移行する。 

新スレ移行後も両者支援の勢いは止まらない。この時間帯は長編SS支援が目立つ。陣営から80で流れ書き手氏、 
澪陣営から54の名無 ◆REImBcDg氏、96の『澪の何でもチャレンジ』などなど。 
だがやはり平日ということもあってか徐々にマターリとした流れに。そんな中で昼過ぎから始まったチェき氏の 
AA支援を始めこの時間帯は澪支援が目立つ。 

しかし、夕方に入ると一気に24枚もの画像支援が出るなど再び栞陣営の支援も始まり、再び両者支援合戦の様相に。 
この時間帯画像支援が手薄な澪陣営に対して一気に攻勢に出るが、澪陣営も澪応援シチュエーションを始めとする 
SSで対抗。その後も開始当初から栞陣営では流れ書き手氏、澪陣営では長編SSを書き続ける猫好き氏やAqua氏、詩子さん氏などの 
SS支援、そして琉一氏の両者支援SSなどが流れる中、まだこれだけ残ってたのかと驚くほどの大量の画像支援がラストスパートとして 
放出される。試合終了ギリギリまで途切れなかい壮絶な両者支援合戦の末、遂に試合終了。終了後も両者共演のSSで締めくくられるなど 
爽やかに終わったこの試合、試合中はあまりの両陣営の支援の熱さでまったく勝負の行方の見えない展開であったが、 
終わってみれば314-248と予想外の大差で美坂栞が勝利。ブロック準決勝に駒を進めた。 


<二回戦・Gブロック第4試合   ×○ 上月澪 vs ○△ 美坂栞  分析>

観戦記の最初でも述べたが、とにかく属性がかぶりまくりのこの二人の対戦。実際観戦していても、支援に関しては 
ほぼ互角に見えたのは私だけではないだろう。しかし終わってみれば66票差と予想外の差がついたこの試合。 
勝敗の分かれ目をあえて挙げるとすれば、栞陣営の先手必勝が勝敗を分けたように思える。 

ざっと概算したところで両陣営合わせて400枚近い画像支援が乱れ飛んだこの試合だが、 
スレ移行する4時半頃までの画像投下数をみてみると澪55枚に対して栞はこの時点で120枚投下されている。 
当然数だけで勝敗が左右されるわけではないのだが、開始早々の喧騒の中数多く支援を出すことによる 
ことによって参加者の目をひきつけることになりひいては主導権を握ることになったのではないだろうか。 
これは夕方以降の最後のスパートにも現れており、このあたり画像支援が途絶えていた時間帯に大量に画像を出すことで 
参加者の目を引きつける効果を呼びこみ、流れを相手に渡さなかったことも栞陣営の勝因に挙げられるのではないだろうか。 

ただ敗れた澪陣営だが、決して悲観すべき敗戦ではなかったと思う。これは他のONE陣営にもいえることだが、 
やや画像数が落ちるところを良質SSなどでカバーした支援は参加者の印象に残ったと思う。無論栞陣営の 
SSにも良作は多かったが、ことSS支援に関しては澪陣営の方が上だったのではないだろうか。敗れはしたが 
印象に残る戦いをした澪陣営に拍手を送りたいと思う。この後は本編中で共演の機会が多い茜・みさき両者の 
試合での支援も期待したいところである。 

さてスケブマスター決戦を制した美坂栞の次の相手は痕4姉妹最強の刺客柏木千鶴。はっきり言って狂的である。 
しかし似たもの同士の対戦だった今回とは反して、次の相手柏木千鶴とは貧乳という共通点がある以外は、 
年上VS年下、鬼VS病弱など相反する点が多い。今回の試合で弾薬が尽きていないか心配な点はあるが、 
今回の試合では強調できなかった年下(妹系)属性といった萌え属性を強調することが勝利への近道となるのではないだろうか。 
あるいは今回好勝負を演じた澪陣営の支援も期待出来るかもしれないし、次回も好勝負を期待したい。 

最後に、似た者同士の二人がこの試合を通して仲良く友達関係になれたであろうことを期待して、 
終了後に投下されたSSを抜粋して解説を終わりたいと思う。 


「澪さん。お疲れさまです。」 
『お疲れさまなの』 『いい勝負だったの』 
「そうですね。ふわ〜〜、ちょっと疲れました」 
『疲れたの』 『帰って寝るの』 
「私もゆっくり休むことにしましょう」 

「あれ? 試合結果は見ないのかい?」 

「そんなの、関係ないですよね?」 
『そうなの』 
即答する栞と、それを笑顔で返す澪。 

そう……。 
最愛の人を待ちつづけた彼女と、 
最愛の人の前に帰って来た彼女。 

立場は全く逆であっても、 
試合前から、二人には通じ合えるものがあったのだろう。 
そして、今の二人には帰るべき場所がある。 
どちらがより萌えキャラなのか、など何の意味があるだろうか。 

「それでは、また遊びましょう。澪さん」 
『バイバイ、なの』 

gnuplot氏作成グラフ


澪248−栞314で栞の勝利!!