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猪名川由宇 vs 古河渚
快説者だよもん氏による観戦記
<一回戦・Hブロック第三試合     △△ 猪名川由宇 vs    注 古河渚  観戦記>

CLANNAD。このトーナメントが始まる直前に作品発表があり、まさに滑りこみでトーナメントに参加。 
そのメインヒロイン古河渚。設定など詳しい詳細は不明だが、やたら目立つ触角と憂いを含んだ表情が特徴だ。 
対するはこみパの猪名川由宇。温泉宿の娘で同人作家。メガネっ娘。八重歯。ハリセン。 
何よりも関西人らしいそのノリの良さは、万人に愛されている事だろう。 
予想としては、未だに情報が少ない渚より由宇の方が知名度的にも優勢か。 
しかし、設定が無い=いくらでも妄想できるという事もあり、渚側のSS職人次第では逆転の芽もあるだろう。 

最初の名雪車狩りは無事逃げ切りという結果に終わり試合開始。 
まずは並んだスタート。こみパをやって由宇に惹かれた人、単純にオフィシャル画像に萌えた人、と両者譲らない。 
由宇陣営はまずノーマルなCGを出して様子見。さらにゲームやアニメで萌えたシーンを書き、浮動票の心をくすぐる戦法か。 
渚側からはオフィシャル画像。まだ画像が少ないのか、ここでは控えめ。 
30分ほど経過すると、やはり弾薬豊富な由宇陣営からCGの弾幕。萌え、エロ、デフォルメと多岐にわたった攻撃。 
対する渚側はCGではかなわないと見たか、萌えを心に訴える攻撃に切り替える。 
R67-906で主人公に対する「おはよう」はどんな言い方か、という話題を出してクラナド世界に引きずり込もうという作戦。 
しかし、R67-924と932の由宇CG絨毯爆撃が前に立ちふさがり、なかなか票は獲得できない。 
何とかこれに対抗しようと、KennitiR氏がSS職人のためにキャラ設定を出して反撃体制を立てようとしていた。 
果たして支援は集まるのであろうか――― 

新スレに移行すると由宇SSが次々と投下され、勢いは完全に由宇のもの。 
渚陣営が「Keyがこのトーナメントの為にOHPを更新してエロCGを出してくれれば・・・」と奇跡を期待するほど。 
松山君も由宇CGを投下し、ますます由宇モードになったところにR68-79で◆BVVpNAGI氏が渚SS。 
盛り返しが期待されたが、後が続かずに沈黙。逆に温泉パンダの話題で盛りあがるなど、またしても由宇の流れに。 
R68-147でU氏がSSを投下し、追い討ちをかけるかと思いきや、直後のR68-158でqXb1r/pa氏が 
SS『渚が風邪をひいた。』を投下。反撃の狼煙を上げる。 
そんなこんなで迎えた朝の集計は98対65で由宇が33票のリード。まだ有力な支援一つでひっくり返る差だ。 

05:00辺りから動きの無かった渚陣営だが、R68-233で渚×観鈴の4コママンガの支援。 
わかりやすさとネタの面白さで一気に票の獲得に成功。 
さらにR68-268では古河親子の入浴シーンが投入され、だんだんと勢いが出てきた。 
しかし由宇陣営、R68-240で近畿人氏のSS、日向くんの支援やR68-310等でのCG弾幕で再び攻勢に出る。 
12:00の中間集計では133対91と差を広げていた。 

R68-336で先ほど好評だった4コママンガの続編の投下。対するは由宇のCG弾幕の使い手日向くん。 
ここはネタ好きの人が多い葉鍵板、この戦いは渚4コマが勝利して浮動票ゲット。 
その日向くん、R68-369では由宇コスプレ画像を持ち出して体制を持ち直す。 
さらにU氏と近畿人氏がSSを次々と投下。由宇がペースを握ろうかというところだったが、渚4コマを投下した 
221=336氏がR68-420でSSを公開。そのままもつれこんだ最後の中間発表、168対118と50票差で最後の5時間を迎える。 
ここに来て両陣営から力の限りのSSの投下。CGもソコソコにSSが次々と。次々と。 
名前を挙げられないほど大量のSS地雷原をくぐり抜けて勝ったのは、前半のリードを守った猪名川由宇。 
226対171と55票差での勝利だった。


<一回戦・Hブロック第三試合     △△ 猪名川由宇 vs    注 古河渚  分析>

さすがにこの試合は由宇に一日の長があったか。 
結局、性格が良くわからないまま試合に臨んだ渚。 (いい意味で)キャラが立ちすぎている由宇の前に沈んでしまった。 
CLANNADからトーナメント出場しているのは、母である古河早苗とこの渚のみ。 
早苗が負けたときはまだ10月ということもあり、12月に行われる渚の試合までには大まかなキャラ設定が 
発表されているだろうと予想されていた。しかし、実際は新キャラ追加がほとんどで、渚についてはほとんど 
触れられてなかった。もし、もう少しキャラクター設定が出ていれば、SS職人がついたのではないだろうか。 

渚の支援は作品発表前とは思えないほど良質なものが多かった。 
自作CG、SS、果ては4コママンガまで。 
中でもR68-233、336の4コママンガは、発表前だからできるネタという他のキャラにはないもの。 
これがどれだけ好評だったかは、グラフの10:00と14:00の部分でわかるだろう。角度とか。 
また、SSも良作が多かったが、惜しむらくは21時過ぎに集中してしまった事。 
これらのSSの半分でも前半に出ていれば、結果はまた違ったものになっていただろう。 

2人しか出ていなかったCLANNAD勢は、これで全滅となってしまった。 
もし第2回トーナメントが行われるならば、この雪辱を晴らしてもらいたいものだ。 

勝った猪名川由宇。情報不足とはいえメインヒロインに勝利したのは誇れる結果だ。 
さすがこみパのヒロインだけあって、その支援はCG弾幕からエロSSまで多彩且つ豊富。 
観戦記には書けなかったが、例の三人組氏のAA支援もあった。支援の数はかなり多いほうだ。 
ところが、支援を見て投票した人よりもあらかじめ投票すると決めていた人が多かったように思える。 
それすなわち、固定ファンが多い事の証明と考えていいだろう。 
敢えて難点を挙げるとすれば、あまりのCGの多さにより1枚1枚の印象が薄くなる事。 
終盤に既出画像の中から「これ!」という何点かをリンクすれば、駆け込み投票者の獲得に繋がるるのではないだろうか。 

2回戦の相手は既に勝利している坂下好恵。 
大量の支援をバックに、1回戦を351票というサブキャラとは思えない票を獲得して勝った強敵。 
由宇は獲得票では負けているが、それは試合のアヤというもの。実力的にはイーブンだろう。 
ハリセン対空手。まさに異色対決なだけに今から楽しみだ。 

偶然ではあるがこの12/15という日、競馬の世界では猪名川特別というレースが行われていた。 
勝った馬の名前はコスモスクランブル。由宇がトーナメントをごちゃ混ぜにするという予言なのだろうか。 


gnuplot氏作成グラフ


由宇226−渚171で由宇の勝利!!