戻る

美坂香里 vs セリオ
新入り手伝い@臨時解説氏による観戦記
<Hブロック準決勝第2試合   ×△ 美坂香里 vs ◎▲ セリオ  観戦記>

好試合が続くブロック準決勝もついに最終試合。本日の対戦はKanonから美坂香里、 
東鳩からセリオ。いずれも非攻略対象キャラながらもメインキャラに劣らぬ人気を 
誇るクールビューティ同士。サブキャラならではの妄想伴う支援合戦にも期待出来る 
対戦であろう。 

試合前恒例となった先生のプロフィール授業でセリオの誕生日が試合前日ということが 
判明してセリオおめでとう書きこみが続く中、セリオ側から548-549で、香里側から551、 
565で入場SSをばっちり決めて試合開始。もはや風物詩ともなった車族の競演後、早速 
両者の画像支援が始まる。その数は両者ともほぼ互角、票の入りもほぼ互角という一進 
一退の攻防。そんなどちらに転ぶか分からない均衡状態を打ち破ったのはセリオ側から現れた 
2人の神だった。 

まず1本目の矢は777氏のセリオ自作画像、本人がヘタレと言いつつUPした画像の素晴らしさに 
参加者から簡単の声が流れる中、第2の矢として過去2戦でも自作支援で神と崇められた 
流瀬氏が826で再降臨。この2発をきっかけに徐々にではあるがセリオ側がペースをつかみ出す。 
流れを離すまいとこの直後セリオ側から他力本願寺氏の動画支援に続いてSS支援が始まる。 
あのよろし氏の画像シチュつきSS、874氏の量産セリオSS、883氏の幕間の風景、908氏の砂漠の 
セリオなど。また毎度恒例の母乳物として888で極楽刀氏のマルチ共演の母乳SSが出ると、続けて 
900であのよろし氏も900で母乳SSを出すなど一気に活気付いた模様。この時間関西でKanonアニメが 
放送された影響もあってか静かな香里側をリードする形でスレ移行となる。 

新スレ移行後はさすがにマターリ。しかしここでも先手を取ったのはセリオ側。琉一氏の 
SSに始まり、つきのひとのセリオ量産型連作SS、ナナシ13氏のLast Lessonなど良作の共演。 
また過去2試合で好評だった六@氏の「おじいさんのセリオ」もどうやら作成が進んでいる模様。 
この流れでセリオ側に多く今日が流れる中、香里側からも105氏のバレンタインSS、108でbou.spGo氏 
の演説、197氏の香里さんと天使の話で反撃開始したところで夜が明ける。 

ここからは平日の昼間ということでマターリ空気で両者に黙々と票が入るという展開。 
しかし、この空気を打ち破ったのがまたしても降臨された流瀬氏の自作支援(338)。 
再び反響が流れる中、夕方になると再び支援が活発化。391で名無し坊氏による 
「おでセリ外伝SS」が流れ、両者への画像支援も再開され出した18時44分に、 
六@氏作の「おじいさんのセリオ」3番がついに投下。過去2戦参加者から多くの 
反響を呼んだ作品だけに効果は大きく、この支援でセリオに票を入れるものも多い。 

終盤は最後の追い込みとばかりに両者SS支援の競演。セリオ側からはしのさいか 
@Lv27エルフ氏(501)、セリオ攻め綾香受け(599)、バレンタインシチュ(640,829)、 
つきのひと氏の連作SSセリオ復活(739)、香里側からは香里さんとお味噌汁(523)、 
橘水無月氏のハッピーバースデイ(624)などサブキャラならではの良作SSが続出。 
画像支援もセリオ側は流れの傭兵氏、香里側は大空寺氏を筆頭に多数支援が出る。 
そんな中最終盤になってセリオ側本日3人目の神705氏の自作支援が出て沸き立つ中、 
六@氏の切り絵支援、流瀬氏の最終支援も出され盛りあがるセリオ側に 
対して、香里側も必至の反撃に出る。試合終了時間とスレ移行がほぼ同時のタイミングとなる危うい状態 
にもなったが、最後まで熱気に包まれたまま試合終了。サブキャラ同士の試合とは思えない熱戦だった 
好ゲームは、482-380でセリオの勝利でファイナルアンサー。 

香里は146の退場SSで北川と共に爽やかに会場を後にし、セリオは一緒に好試合を演じた香里に感謝しながら 
(228)また新たな戦いへのステージへと進むこととなった。 


<Hブロック準決勝第2試合   ×△ 美坂香里 vs ◎▲ セリオ  分析>

メインヒロインに劣らぬ人気を持つサブキャラ同士の共演となった試合はセリオに 
軍配が上がった。攻略不能キャラだからこそ出来る支援の数々はどれも素晴らしい 
ものであり、両者ともに甲乙つけがたいものであった。その中でセリオの勝因はというと、 
やはり「神降臨」がポイントだったのではないだろうか。 

実際試合開始直後は両者ともにほぼ同じペースで票が増え、どう転んでもおかしくない状態。 
そんな中での132-777氏、そして流瀬氏の降臨。当然インパクトは大きい。この時点で迷って 
いたであろう参加者も一気にセリオに揺らいだであろうことは想像に難くないし、好機と見て 
この後続々と支援を出し流れを完全につかんだことが勝敗を決めたと思う。仮にもしこの時間 
支援が薄かった香里側からもう少し支援が繰り出されていたら、違った展開になっていたかも 
しれない。ある意味、刻一刻と代わる試合の空気をうまくつかみ利用した側は強い、そんな 
ことを実感した一戦だったといえよう。 

ただ敗れた香里側も朝方、終盤の支援を見る限りでは決して劣るものではなかったと 
思う。この3試合で見せた支援の数々は改めてKanonは攻略不能キャラも人気がある 
ということを実感させられるものであった。残るKanonサブキャラ支援の妄想具合も大いに 
期待したいものである。 

勝ったセリオ。一回戦から続く支援職人の熱い支援は健在だった。ある意味トーナメント 
全体を通じて支援の熱さは1、2を争うものではないだろうか。このいい流れを是非次戦でも 
続けてもらいたい。そんなセリオの次の相手はこみパからハリセン使いの達人、猪名川由宇。 
関西魂全開のどちらかというと笑い重視のキャラであり、セリオにとっては過去3戦とは全く 
傾向の異なる対戦相手となる。それだけに万が一スタートで相手陣営に流れを取られたら 
どうなるか心配な面はあるが、ここまでの支援を見る限り決して不利な戦いではないだろう。 
また見る者を熱く、そして爽やかな気持ちにさせる好試合を期待したいものである。 

gnuplot氏作成グラフ


香里380−セリオ482でセリオの勝利!!