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しのさいか vs シンディ宮内
解説者だよもん氏による観戦記
<一回戦・Aブロック第七試合 注 しのさいか vs シンディ宮内 観戦記>

知名度の低いヒロイン同士ながらも、好対照のキャラ故に注目が集まるこの一戦。
やや優勢が予想されるのは、PS版で追加された「潔癖症」という設定が賛否両論ながらも、
28才のアダルトな魅力によって、おねえさん萌え層の熱い支持が期待できるシンディ宮内陣営。
対するしのさいか陣営も、立ち絵すら存在しないというビジュアル的な問題で評価を下げたものの、
葉鍵ヒロイン屈指の6才という低年齢を生かし、ロリ萌え層への強いアピールが予想される。

その知名度の低さ故に、開始前からどういうキャラなのかの質問と説明で盛り上がるしのさいか。
そのままなし崩し的に試合に突入したこともあってか、序盤はさいか陣営のペースで展開。
開始早々に投入されたDC版AIRのさいかボイスやビジュアルが不明と言うことを逆手に取った
ロリ系イメージ画像の連発などで猛攻をかける。そして、AM1:00前の第一回集計では59対37とリード。
シンディ陣営も豊富な画像の連続投入やAF団によるアナル陵辱SSにより、一歩も譲らぬ構えを見せる。
しかし、次々に投入される葉鍵板住人らしい妄想力を生かした俺さいか画像の効果は大きく、
2:00の集計では92対63と更に差を広げるさいか陣営。もはや勝負はついたかに見えた。

ここでシンディ陣営からの、わつき屋やくれじっとなどによる強力な画像攻撃が炸裂。
さいか陣営に傾いた流れを大きく引き戻す事に成功し、6:00の集計では122対101、8:00の集計では
124対112と、激しい追い上げを見せる。この時点で両陣営の得票数が3ケタを超えた熱戦となったが、
日中はシンディ陣営への青紫バッシングが相次ぎ、12:00の集計では148対133とやや差が広がる。

しかし午後になるとくれじっと漫画の連発などでシンディ派も激しく巻き返し、17:00の集計では
169対166と、その差は僅か4票にまで縮まる。シンディ陣営が200にて自家製エロ画像を投入すると、
対するさいか陣営も221において自家製さいか萌え画像で応射、更に戦いのボルテージは上がり、
19:00の最終中間発表では187対180と、過去最多得票記録を更新する勢いの盛り上がりを見せる。
ここでさいか陣営の音声と萌え絵の併せ技が炸裂、形勢は全くの五分と五分に。
両陣営とも完全にエキサイトした空前の盛り上がりのなか、勝敗の行方は全く判らないまま試合終了。

結局、熾烈な潰し合いとなった一戦は、259対250でさいか陣営が辛くも勝利を収める形になった。

両陣営に投じられた票の総計が500票を超える、空前の大激戦となったこの一戦。
その要因はやはり、両キャラ共に認知度が低いうえロリとアダルトという属性が突出していたため、
キャラ同士の対決と言うよりもロリ派とアダルト派の代理戦争の様相を呈し、
双方のキャラについてよく知らない人間にとっても参戦への敷居が低くなった点が挙げられるだろう。
ただ、そのことによって両陣営の奮闘が色褪せるという訳ではない。
絶対的に足りない設定を妄想力で補った両陣営の闘いっぷりに、惜しみない拍手を贈りたいと思う。

設定の希薄さも転じれば強力な武器足りうることを知らしめた、味わい深い熱戦であった。

<一回戦・Aブロック第七試合 注 しのさいか vs シンディ宮内 分析>

選手層が浅いといわれたAブロック下半分の中で、6才対28才という年齢差に注目が集まったこの一戦。
ロリ対アダルトという対決軸の鮮明さもあってか、過去最大の投票数を誇る大熱戦となった。
その点物議を醸した一戦でもあったが、素直に両陣営の全力での盛り上げを称えたいと思う。

勝利を収めたさいか陣営の勝因は、葉鍵板におけるロリ派の優勢もさることながら、
イメージの希薄さを逆手に取り、自由奔放に妄想力を羽ばたかせた点が大きいだろう。
対戦の中で様々に繰り出された、各自のイメージによる「俺さいか」の画像群は、
ロリ派以外の萌え心をもくすぐり、DC版AIRのさいかボイスとあいまって凶悪な破壊力を発揮した。

対するシンディ陣営も、わつき屋・くれじっとなどの画像・漫画を惜しみなく投入したが、
なまじ有名どころなせいもあってか、期待していたほどのインパクトは与えなかったと思われる。
また、生みの親である青紫氏への嫌悪感からさいか陣営に流れる票も多く、大きな敗因となった。
ただ、葉鍵板におけるロリ>アダルトの風潮を考えると、大健闘を見せたといえるだろう。

二回戦にコマを進めたさいか陣営だが、相手に予想される水瀬名雪とのキャラ格差は大きく、
苦戦は免れ得ないだろう。更なる妄想によって萌えを高めておく必要があると思われるが、
この点、キャラスレを失って久しいことは大きなハンデキャップになるだろう。

宮内レミィ・長岡志保・姫川琴音ら青紫氏担当のキャラの陣営は、今回の青紫バッシングの激しさに
大きな衝撃を受けたと思われる。相手側への中傷を禁ずるルールはあるものの、このトーナメントが
葉鍵板で行われる以上、青紫氏の存在が何らかの形で勝敗に影響するであろうことは否定できず、
各陣営とも、氏の影を払底するための対策が必要となるだろう。

gnuplot氏作成グラフ


さいか259−シンディ250でさいかの勝利!!