最萌トーナメント 入場SS集(2回戦、G・Hブロック)

253 リング穴Joe : 02/01/20 23:50 ID:JNa/rP7I
発育ならずと言うなかれ、機能に応じた進化と語れ!
高くて平たい!まさにおっぱい界のチベット高原!!
高機能型高原胸!次の戦いはこの二人の戦いだっ!
看板娘は凶暴です!脚でツッコむ格闘娘!
水の抵抗少なくて泳ぎやすい! スイマー 江藤結花!!
何が何でも行動派!魔法使える突進娘!
腕に当たらず戦いやすいぞ! バトラー イビル!!
胸は低いが血圧高い!瞬間沸騰即行娘たち!
アクティブ貧乳ファイターの明日はどっちだ!!

Gブロック二回戦第1試合
 貧乳ファイター決戦!!
  黄金の脚 江藤結花(まじアン) VS
  魔道戦士 イビル(ナイト雀鬼)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

260 結花入場!! : 02/01/20 23:52 ID:A3EnUoU+
健太郎(作者?)「と言うわけで2回戦だ。」
結花「ようやくね。」
健太郎「まさか、岡田に勝とうとはな。いまやキャラ応援団の
最強コンビ例の三人組、名無し忍者を相手して・・・。」
結花「そして、今日の相手は雀鬼軍団。しかも雀鬼キャラ最後の砦・・・。」
健太郎「・・・・・・。」
結花「・・・・・・。」
一同「はぁ・・・。」
結花「どうしてキャラクターはマイナーのはずなのに、相手に
つく応援団はこう妙に熱い所なんだろう・・・。」
リアン「それでも、ほら、結花さんには立派(?)なキャラスレあるじゃあ・・・」
スフィー「あの勢いだけで作った、あるかどうかわからないスレの事?」
健太郎「それを言うな。1も反省している(多分)。」
結花「まぁあるものは仕方ないし、今日はいかに勝つか対策をねるわよ。」
健太郎「おう、まかしとけ、俺にまかせてくれりゃ・・・。」
スフィー「けんたろー、7票・・・。」
健太郎「(ギクッ)」
リアン「そ、それは、まじかる☆アンティークの男の方皆さん、票が。」
結花「いいのよ、なぐさめなくって。こんな奴相手にするだけ無駄って
もの。」
健太郎「そうだぞ、そんな胸の小さい事でどうする、もっと胸を大きく持て。」
結花「それ・・・気の小さい事って言いたいの?」
健太郎「まぁ、胸は持ちたくても(ムニュ)・・・持てないか。」
ドバガキグシャーーーーー キラーーーーン(☆)
結花「大きなお世話だーーーーー!!!」
スフィー「大きく打ち上がりました、あれを取るにはビザが必要でしょう。」

リアン「また、同じオチですか・・・。」 

265 イビル、決意の入場 : 02/01/20 23:57 ID:fvJstLNG
「さって、そろそろあたいの出番とくらぁな!」

珍しくルミラ達仲間と離れ、一人、先程の試合を観戦していた少年。
いや、少年のようななりをした魔族の少女が、立見席から試合を眺めている。
「へっへ、面白いもん見せてもらったし」
黒き魔界の炎のような色を浮かべる瞳を、対戦者に向ける。
推し量ったようにその少女もまた、熱い炎さながらの瞳で応える。

赤き炎を宿し少女は、江藤結花。
黒き炎の瞳を宿す魔族少女・イビルと雌雄を決すべき相手。

「へぇ……面白ぇ勝負になりそうじゃん」
結花の不敵な笑いに応え、浅黒の腕から炎が噴きだす。

――身をも焦がすような右腕を高く挙げ、イビルは今、決着の場に飛び込んだ。


772 リング穴Joe : 02/01/21 23:50 ID:t+j8V07h
恋よりも友情取ったイイやつなのに、なぜか人気は下の方・・・
援交デマが悪いのか? 何気に巨乳 長岡志保!!
気さくな人柄、親しみやすい、だけどなんでか下の方・・・
言行不一致青姦Hが悪いのか? 何気に貧乳 芳賀玲子!!
人気が下は魅力がない?いやいや、そんなことはない!
凛とした魅力はあれど、周りの濃度が強すぎる!
魔女っ娘、ロボット、格闘家・・・
メガネは巨乳でアナル責め!エスパー少女はカニバサミ!
親友ヒロインじゃ弱すぎる!!
熱いおたくにおバカな天才、猫系娘にうっかりミナ兵衛・・・
ダウナー少女は中だしOK!正ヒロインは反則爆裂巨乳!
出番があってもこれではキツい!
陰に隠れたステルス少女よ、今がチャンスだ!浮上せよ!!

Gブロック二回戦第2試合
 振り向けば隠れキャラ!
  ホワルバ出演不可 長岡志保(東鳩) VS
  音声はしぼること 芳賀玲子(こみパ)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

780 名無しさんだよもん : 02/01/21 23:59 ID:qwkFhJfJ
「おい志保、二回戦始まるぞ!」
 アタシは、ヒロのことが好きだった。
「浩之ちゃん、雅史ちゃん、志保は?」
 だけどアタシは、あかりのことも好きだった。
「鍵かかってて入れないんだ。志保、ここにいると思うんだけど……」
 そしてアタシは、雅史を含めた、四人の関係が大好きだった。
「なにやってんだ志保、おい、寝てるのか!?」
 ヒロがアタシを応援してくれる。それはとても嬉しくて、とてもとても辛いこと……。
「志保、どうしたの? いるんでしょ? もう試合始まるよ?」
 だけどアタシは、そのことをみなに知られてはならない。アタシが大好きな、四人の関係を崩さないために……。
「どうしよう。僕、鍵借りてこようか?」
 だからアタシは、精一杯がんばる。あかりが、雅史が、そしてヒロが、応援し続けてくれる限り……。
「おっまたせーっ!」
 アタシは勢いよく扉を開けると、元気よくみなに微笑んだ。
『志保!』
 そろいもそろって驚いた表情の三人。アタシはまだ四人の関係が壊れていないことを知って、ほっとした。
「さ、志保ちゃんオンステージ第二部、いくわよっ!」
 そしてアタシは、歩き出す。
 あかりが、雅史が、そしてヒロが、応援し続けてくれる限り。

 長岡志保、二回戦、入場。

808 玲子スレ665 : 02/01/22 00:03 ID:geB2xjOJ
芳賀玲子(&チーム一喝)控え室
いつでもマターリムードが特徴のチーム一喝の面々。
しかし控え室は神妙な雰囲気に包まれていた。
皆一様に押し黙り、しきりに首をかしげている。

和樹(ど、どうしたみんな。眉間に皺よせたりして…あ、そうか)

―そう、今日の相手は伊丹Leaf絶頂時の作品、東鳩からの刺客「長岡志保」
PS版及びTVアニメ版で一気に注目を集めた強敵である。

この重苦しい空気は、強敵に対するプレッシャーのせいであろうと
判断した和樹が励ましの声をかけようとしたその時――

玲子「よーし!やはり入場は翔さまにけってーい♪」
夕香「じゃあ私はいおりんで」
まゆ「えー、いおりんはボクがやりたかったのにー。じゃあボクはゴロちゃんでいいや」
美穂「ぶーぶー、紅丸の髪型なんてすぐにできないよ!」
和樹「……コスチュームで悩んどったんですか、あんたら…」
4人「で、せんどーくんは〜不○火舞ね〜♪」
和樹「か、かんにんしてつかーさいーーーーー」

玲子「えへへへ〜、美人(?)の先導はきもちいーねー♪」
3人「ね〜♪」
和樹「しくしくしく…父さん、母さんごめんなさい…」
入場の際、付き添いの尻出し和樹に萌えた人がいたやらいなかったやら。

なんだかんだで…芳賀玲子、入場!

826 玲子入場 : 02/01/22 00:13 ID:b3Un4/5T
美穂『いよいよ出番ね! 玲子』
まゆ『チーム一喝の希望は玲子の肩に掛かっているんだからね!』
夕香『気負わず、慌てず、迅速に、わたくし、玲子の勝利を信じていますわ』

 チーム一喝の仲間が囃したてる。玲子以外は皆惜しくも一回戦にて敗退した。

玲子『もー! これから戦場に赴こうって同志に対して、もう少しいたわりの言葉とかないの!?』
まゆ『いたわり……って、どんな言葉をかけて欲しいのよ、玲子は』
玲子『ホラ、勝ち負けを気にするなとか……』
美穂『言っておくけど、絶対に負けちゃダメよ』
玲子『……緊張せずに』
夕香『玲子は大舞台には慣れてますからね。心配する余地はないと思われます』
まゆ『あはははは、そうそう。こみパのコスプレクィーンにそんな事言っちゃ失礼ってもんよね』
玲子『うーーーー 私だって人並みに緊張するんだからぁ!』
美穂『はいはい、わかったわかった』』

スタッフ『芳賀玲子さーん そろそろ時間です』

玲子『あ、はーい。……それじゃ そろそろ行ってくるね』
まゆ『がんばんなよ』
美穂『勝って帰ってきたら焼肉奢ってあげるわ♪』
夕香『そのかわり、負けたら玲子の奢りですよ』
玲子『アハハッ 任せて!』

仲間の結局、最後の最後まで軽口で送り出してくれた親友達
 わかってる、みんなの期待も 信頼も、全て
 だからこそ こうして笑って歩いていける。

 マントをなびかせて、ゆっくりと花道を進む玲子。
 会場は既に歓声に包まれている。

マスコミ『玲子さん! 何かコメントを!』
マスコミ『対戦相手についてなにか!』

 玲子はふっと冷ややかな笑みを浮かべた。いや、その表情は既に玲子のそれではなかった。

『……オペレーションは完了した!! ここをおまえの本当の死に場所にするがいい』

 芳賀玲子 入場!


574 名無しさんだよもん : 02/01/22 23:50 ID:WZCOrlWm
お砂糖、スパイス、素敵なものをいっぱい!
全部混ぜるとむっちゃ可愛いヒロインができる・・・はずだった
だけど先生は間違って余計なものをいれちゃった・・・
そして生まれた三人娘、烏合のパワーで保科智子をいじめちゃう!
リーダーの岡田!良〜識の吉井!そして次だぜ、松本!!
東鳩旋風と職人芸の支援を受けて、”痕”に止めをさすぞ!
飾れるか”大金星”! 松 本!!
♪あれは誰だ!誰だ!誰だ! あれは千鶴!千鶴さ〜ん、千鶴さ〜ん!
 貧乳者の〜名を受けて〜 家族の為に〜戦うオンナ〜
 千鶴料理は毒きのこ、千鶴イヤーは地獄耳!
 千鶴クローは敵を狩り、千鶴バストは超貧乳!
 エルクゥの力〜身につけた〜 偽善のヒロイン千鶴さ〜ん〜千鶴さ〜ん!
柏木家長女として、そして”痕”勢最後の一人として!
勝ち残れるか!? 柏木千鶴!!

Gブロック二回戦第3試合
 柏木千鶴(痕) VS 松 本(東鳩)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

578 柏木千鶴入場 : 02/01/22 23:51 ID:eOsQ9ViD
梓「千鶴姉の試合だけど、今度の相手はちょっとやばそうだよ」
耕一「強いのか?」
梓「なんでも、超人パワーが物凄い忍者とか装甲師団を連れてるらしいんだ」
耕一「は…? 何言ってんだ?」
梓「あたしだって意味わかんないんだけどさ…」
初音「え! お姉ちゃん、『殿中でござる』って切られちゃうの?」
梓「なんて言うか…。初音、それは忍者じゃないよ」
楓「……ロケット砲程度なら、姉さんには通用しないと思う」
耕一「なんか物騒だけど、別に喧嘩するわけじゃないからなあ」
梓「違う! すごく萌えさせる忍者なんだってば!」

 梓、楓、初音、耕一。四人が額を突き合わせて、作戦を練っていた。
 千鶴にとって大切なものが、ここにはみんな揃っている。
 可愛い妹達と、それを支えてくれる信頼できる男性…。
 お互いのことが何よりも大切な…、言ってみれば家族だった。
千鶴(あの子達があんなに一生懸命なんだから、私もがんばらなきゃね)
 穏やかな気分で、千鶴は試合の開始時間を待っていた。
 “大切な家族”から聞こえてきた、ある一言が耳に入るまでは…。

『だいたい相手は現役じょしこーせーだよ? 千鶴姉の勝算と言っても…』

千鶴「……それは、どういう意味かしら?」
初音「お、お姉ちゃん。聞こえてたの?」
耕一「いやいやいやいや、特に深い意味なんかないよな。そうだよな? 梓」
梓「そ、そうだよ。別に」
 聞いているのかいないのか。千鶴は端正な面差しを傾けてにっこりと笑った。
千鶴「平気ですよ、耕一さん。“絶対に”勝ちますから」
 ――会場に立った柏木家の長女は、家族の励ましによって闘志に満ちていたという。
<柏木千鶴 入場!>

730 松本入場! : 02/01/23 01:00 ID:CHHgFz8M
「はーい、それじゃあ行ってきまーす♪」
「はい、行ってらっしゃい……」
「お疲れね、吉井」
「娘を送り出す気分」
「なんとなく、分かる気がするわ」

「ひねもすまたりまたり〜」

「だからっ、お菓子とか食べながら行くんじゃないのっ!!」
「えー」
「えー、じゃっなぁーい!!」

 <<松本リカ>>、一時間遅れで入場っ!!


557 リング穴Joe : 02/01/23 23:51 ID:uwdyqF0I
今度の勝負は年下娘!胸も身長もちと足りぬ!
それより何より危なかっしくて目が離せなん!
こける、つまづく、流される!うどん持たすな持たせるな!
素直はいいけど限度はあるぞ。転倒娘だ!上月澪!!
葉鍵で一番虚弱なヒロイン、だけど寒さの強さはハンマー並み!
薬はいいけど限度があるぞ。ドラッグクイーンだ!美坂栞!!
一年下の下級生、胸も身長もちと足らぬ。
所有アイテム、スケッチブック!
こんなに似ている二人の勝負!再びあるか!?巴戦!!

Gブロック二回戦第4試合
 スケブマスター称号杯
  常ドジの天災児 上月澪(ONE) VS
  死に際の魔術師 美坂栞(Kanon)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

563 本乃 栞 ◆.pWGYuqM : 02/01/23 23:56 ID:TSJAc3Pb
「栞、緊張するなぁ……」
「って、祐一さんが緊張してどうするんですか? しかも人を手のひらに書いて、飲み込んで」
「俺の心は栞と違ってナイーヴなんだ」
「少なくとも祐一さんの心よりはナイーヴだと思いますけど」
「真冬にバニラアイスを食っている奴の心がナイーヴだとは思えないが。しかも野外」
「だって、好きなんです。アイスクリーム。しかもバニラ」

「もう、冬だぞ」
「はい。それに、もうすぐ、誕生日です。絶対に、来ないはずだった、誕生日」
「そうだな……栞も、ついに犯罪者候補生か」
「その言い方はひどいです。全ての十七歳が犯罪を犯すわけじゃないですよ……何ですか? その目は」
「栞がハイジャックして、その理由が」
「何ですか?」
「モスクワでバニラアイス食わせろ」
「……」
「こりゃ、全国紙の一面載るわな」
「……少し、食べたいかもしれません」
「いや、真面目に返されても困るんだが」
「くすっ、祐一さんが困ると思って、真面目に返しました」

「其れは置いといて、トーナメント出場前に、一体何やってるんだろうな、俺達」
「良いじゃないですか。マターリとしていて」
「栞。その言葉、何処で憶えた?」
「にちゃんねるご、らしいです」
「……まあ、いい」

「でも、本当は勝ち負けなんて、どうでも良いかもしれません」
「……」
「今この瞬間に、私の事を応援してくれる、沢山の人が居る。其れが無性に嬉しいんです。もう、どんな言葉でもあらわせないぐらい」
「……」
「本当は無かったはずのこの瞬間。沢山の人が応援してくれて、そして……」
「そして?」
「祐一さんが、隣に居てくれる」
「……」
「あ、祐一さん、赤くなってますよ」
「ば、馬鹿。赤くなんか……でも、どうせなら、勝とうぜ。沢山の応援の期待に答えて」
「そうですね。そうですよね」
「頑張ってこいよ」
「はい。じゃあ、行って来ます」
「じゃあな」

「栞!」
「なんですかぁ?!」
「もしも、栞が勝ったら、モスクワでアイス奢ってやるって!」
「じゃあ、負けられませんね!」
「お前の強さと、底力、見せてやれ!」
「はいっ!」

「美坂、栞です! よろしくおねがいします!」

598 神隠しなのです : 02/01/24 00:00 ID:5f94ulQU
 入場SSを一発行かせていただきます。
 澪、栞両者入場SSです。今回どっちとも決めようがないので、ここは己の萌えに
正直に、両方応援させていただくことにしました(笑)
 では、若干長めですが、しばしお付き合いのほどを。


澪vs栞両者入場&応援SS ”Yell!!”
「……はぁ……」
 美坂香里は、呼吸器と点滴でベッドに固定されたまま、静かに眠る妹の顔を見つめていた。
 額に浮かぶ汗を優しく拭いながら、小さなため息を一つもらす。
(もう……すぐ、なのよね……)
 この数日、癖になってしまった動作で、壁に掛けられたカレンダーに目をやる。
 ×と○の間に残された空白……栞の手術までに残された日々は、あとほんの僅かだ。
 そして、その距離が減っていくのと反比例するように、香里の胸にはどうしようもなく
不安が満ちていく。喪われる事への恐怖。何もできない事への絶望。一度振り切った
はずの思いが、何度となく首をもたげては、心を黒く塗りつぶしていく。
「栞……あたしはいつまで、あなたの姉でいられるのかしら……?」
 我知らず、そんな呟きを漏らした、その時。

 カタン……

 小さな物音が、背後から響いた。
 香里があわてて振り向く。そこには、

「…………」ぺこぺこ。

 大きなリボンを頭に付けた小さな少女が、瞳に涙をにじませて、ドアの隙間から顔を
のぞかせていた。

 かきかき。
 その少女――上月澪――は、香里に病室の中に招き入れられ、事情を尋ねられると、
胸元に抱えたスケッチブックを開き、
『病室、わからなくなっちゃったの』
 そう書いて、香里に差し出した。
「あなた……」
 香里は、少女に課せられたハンデに気付いた。口が利けない―――らしい。

「ん……どなた……ですか?」
「あ……栞、目が覚めたの?」
 ベッドの中の栞が、呼吸器越しにくぐもった声で尋ねながら、身を起こそうとしていた。
 香里は、ベッドから頭を上げようとする栞を枕の上に押し返して、しっかりと布団を
かけ直す。

 それを見て、澪は狼狽えたように何度も何度も頭を下げはじめた。
「…………」ぺこぺこ。
『起こしちゃってごめんなさい』
「…………え?」
「起こしちゃってごめんなさい、って」
「あ……いえ、平気……ですよ。それで……」
 栞は、不思議そうに少女を見つめている。
 香里も彼女の素性を聞いていないことを思いだし、澪に向かって―――少し、
こういう表現をすることをためらいながら―――聞いた。
「えっと……迷子さん……なのかしら?」
 …………うん。

『あのね』
 ベッドの傍らのイスに落ち着いた澪は、次から次へと紙をめくり、語り続けた。
 今日は、眼の手術をする先輩のお見舞いに来たこと。
 お手洗いに行くために一人で病室から出たら、帰り道が分からなくなってしまったこと。
 演劇部の部員やOBの人達と一緒であること。

「へえ……演劇、やってるんですか……」
 香里も栞も、驚いて目を丸くする。

『伝えたいこと、いっぱいあるの』
『言葉に出来なくても、伝える方法は、きっとあると思うの』
『だから、がんばるの』
 そう言って、澪は翳りのない笑顔を浮かべた。

「そう……だよ、ね……いっぱい、あるよ……ね。やりたい……こと、いっぱい……」
 たとえ、叶わないとしても。それでも、願い続けたかった。
「そうね……いっぱい……」
 たとえ、失われてしまうとしても。それでも、手放したくなかった。
「…………」うんうん。
 だから、みんな、あきらめたくなんかなかった。

『治ったら、見にきて欲しいの』
 ナースセンターまでの道程を教えると、澪はひとしきり感謝したあと、一枚の小さな
チラシを差し出した。
 演劇部の公演を知らせるチラシには、間近に迫った日付が大きく書かれている。
「わあ……行きたいです……けど……」
「悪いけど……その日、ちょうどこの子の手術の日なのよ」

「…………」
 澪ははっとなり、申し訳なさそうに栞を見つめた。
 そして、頭を下げようとして少し考え込み、おもむろにスケッチブックに書き込んだ。

  『がんばれ』と。

 心からの励ましを、青い文字にのせて。謝罪よりも、希望の祈りを捧げたかった。

「……ん……おね……ちゃ……」
「どうしたの、栞?」
 栞が、ベッドの脇に置かれたサイドテーブルに向かって手を伸ばすが、点滴のチューブが
引っかかり、それを阻む。
「これかしら?」
 針を引き抜かんばかりの栞の腕を押さえて香里が手渡したのは、一冊のスケッチブックと
一本のパステルだった。それは、彼女が『生きた』、最後の一週間の証だ。
 震える手で、栞はその上に思いを書ききった。

  『がんばれ』と。

 赤い文字に感謝の気持ちをのせて、祝福の言葉を返す。

 赤い文字と、青い文字で。ふたつの『がんばれ』が微笑みあった。

(あたしも……)
 そして、もう一人の少女も、その言葉を心に刻んだ。
(最後まで、あたしの気持ちのままに。絶対に、目を逸らさずに―――)

 それぞれの思いにかけて、それぞれの道を、行こう。

  ―――そして、その日。


    『がんばれ』
    青い文字が、彼女を励まし、

「栞、負けちゃ駄目よ!」
「……うん、まけ……ない……」
 そして少女は、ひたむきな思いを胸に、ゆっくりと瞳を閉じる。


    『がんばれ』
    赤い文字が、彼女を見守る。

「先輩、出番、もうすぐですよ!」
「…………」こくこく。
 そして少女は、大きく両手を広げて、ステージの上へと駆けだした。


  それぞれの思いを胸に、それぞれのゴールを目指して。
  二人は―――光の輪の中へ。


葉鍵板最萌トーナメント二回戦 上月澪vs美坂栞
両者―――入場!


838 リング穴Joe : 02/01/24 23:50 ID:KrnArcrs
♪設定高橋 一筆入魂 河田のキャラデ
 売れたんか 売れてません いつも心は 超先生
 2chに名だたる感感俺俺 楽をするのがクロウ クロウ
 ああ〜誰彼 我らの作品
♪DCこみパ バグ上等 背水の陣
 替えんのか 替えません いつも心は 超しぇんむ〜
 コミケで売れてた 葉っぱのジャンル
 高橋水無月 いま何処 ああ〜リーフよ 我らの会社

Hブロック二回戦第1試合
 誰彼親友&人外決戦!
  何気に強力! 三井寺月代(誰彼) VS
  何も言うまい 砧夕霧(誰彼)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

(両者入場SSなし)

526 リング穴Joe : 02/01/25 23:50 ID:xvAAJP46
♪思いこんだら〜試練の道を〜行くが乙女の〜ど根性〜
己が選んだその道に青春賭けた乙女が二人!
同人を貶す奴等は許せない!熱血同人少女 猪名川由宇!!
エクストリームに負けないぞ!熱血空手少女 坂下好恵!!
汗と涙と修練と、精進惜しまぬ見事な気迫!
詠美とすばるのお師匠さま!だけどあっさり抜かれる踏み台少女!
壁が綾香で、葵が猛追!上と下とに挟まれる、気分は中間管理職!
詠美に抜かれ、綾香に勝てず、天賦の才に負けるは愛嬌!
燃える気迫を糧にして、背中に哀愁漂わせ、
沈む真っ赤な夕陽に向けて、熱血少女は今日も往く!!

Hブロック二回戦第2試合
 汗と涙と悲哀と貧乳!熱血少女の大バトル!!
  眼鏡系貧乳! 猪名川由宇(こみパ) VS
  武闘系貧乳! 坂下好恵(東鳩)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

529 由宇入場 : 02/01/25 23:56 ID:yjOqFRS+ 「由宇、時間が近くなって…おい由宇、どうした?」
「あぁ、和樹か。少し1回戦の反省を、な」
「1回戦か。あれは、いつも通りのお前を出しての勝利だったろ?」
「んー…ウチらしさ、出とったんは言えるかもな。なんせ、初こみパの時に似た緊張があったさかい」
「…まぁ俺も、初めてこみパに参加した時は緊張してたっけ」
「それで、いつものウチらしさが出とらんかったかなって」
「たまにはそんな時もあるだろ。俺なんて、いつも通りでも男トーナメント1回戦敗退だ」
「ぷ」
「笑うな」
「すまんすまん。…でもおかげで、2回戦はホンマにウチらしく逝けそうや」
「逝ってどうする、挑んでこい。それでこそ、飽くなき同人挑戦者の猪名川由宇だぜ」
「和樹…」
こんこん。
「入るで」
「…って、入ってから言うセリフやないで、智やん」
「ふふっ、邪魔してかんにんな。でもその調子やったら、私が元気づけるまでもなかったみたいやな」
「アンタも心配してくれとったんか…うん、ウチは大丈夫。おおきに」
「…んじゃ、俺は会場の方を見てくるから」
「悪いな和樹、気ぃ使わせて」
「いいって。…保科さん、少しの間よろしく」
「はい、千堂さん」
ばたん。

「なぁ智やん。今度のウチの相手は、アンタと同じ高校の坂下さんやで。あっちには応援、行かへんのか?」
「向こうには、葵ちゃんや綾香さんが協力しとるやろ。私が行っても、な?」
「ウチかて、葉の眼鏡美少女っちゅう同志が他にも居るで。ほれ、耳を澄ませば聞こえる声…」
『い、猪名川さん。香奈子ちゃんと一緒に応援してますから…』
『スフィー姉さんも勝ち上がっていますし、由宇さんも頑張って下さい…』
『タマミ、早くご主人様の所に帰る〜…』
「…なんや、激しくスレ違いなんも居ったようやけどな」
「あ、そうそう。牧村さんから伝言あるで」
「牧やん? もう帰ったんか?」
「まさか。今あの人は会場整理の最中や。由宇さんたちが全力でぶつかり合える環境を作るために、な」
「そっか…スタッフ魂をフルに発揮しとるんやな。牧やんらしいわ」
「ほな由宇さん、読むで」
『由宇ちゃんへ
  こみパ同様、あなたたちによる≪萌え≫のぶつかり合いを舞台裏で楽しみにしています  牧村南』
「…智やん、牧やん見かけたら伝えてや。『ウチに対する萌えっぷり、しっかり見とき』ってな」
ばたん!
「由宇…」
どげしっ!
「乙女の部屋にノック無しで入るなドアホッ!!」
「ゆ、由宇さん、千堂さん相手にそんな…」
「ちっちっちっ。和樹やから、これでも大丈夫なんや」
「おい…それって虐待の免罪符にもなってないぞ…」
「んなコトより和樹、何や?」
「お、おう…『そのまま〜でお待ちください』が飛び交い始めたから、そろそろ…」
「開始も近い、か…由宇さん、気張りや」
「任しとき! ほれ和樹、行くで!」
ずるずるずる…
「しかし立場無いなぁ、千堂さん…」
千堂和樹を引きずって、BGMに『だって、そうやもん☆』。猪名川由宇、堂々の入場。

(坂下好恵、入場SSなし)

159 リング穴Joe : 02/01/26 23:50 ID:BTy0g7x6
Kanonが6戦6勝ならば、まじアン陣営も2戦2勝!
2回戦ここまで負けなし、両陣営!
されど完全勝利の栄光を手にできるのは片方のみ!
貧乳美少女手にするために超えねばならない難儀な姉さん!
Kanon陣営からはボリューム満点ロングヘア 美坂香里!!
巨乳美人を手にするために貯めねばならぬ一千万!
まじアン陣営からはSLGがテンコ盛り 高倉みどり!!
姉でお嬢様は芹香だけど、今度のバトルは姉VSお嬢様!
属性はどちらが強い?作品はどちらが強い?ReadyGo!!

Hブロック二回戦第3試合
 完全勝利達成バトル!!
  初代シスコン姉さん 美坂香里(Kanon) VS
  まじアンSLG要員 高倉みどり(まじアン)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

352 香里今頃入場 : 02/01/27 02:31 ID:p5w9yq2x
「ったく!! 名雪っ、お前っ、どうしてこういうせっぱ詰まったときに限ってそんな美味しいボケかませるんだ、ったく!!」
「うぅ……ご、ごめんだよっ、香里……わたし、わたし、こんなつもりじゃ……」
「香里、本当にわりぃ! 名雪が俺にも休んでていいっていうから、任せたら、まさか自分まで寝てるとは思わなかったから……」
「ぐすっ……ほ、本当にごめんね、香里ぃ……」
「もう、二人とも、夫婦漫才してる余裕があったら、全力で走ってくれないかしら!? 試合会場までまだまだ大分あるんだから!」
「わ、わかった!」
 半狂乱の相沢君と、今にもべそかきだしそうな名雪を叱咤しながらも、あたしは全力で走るのをやめなかった。
 今日は最萌トーナメントの二回戦当日だというのに、セコンド役を頼んだ相沢君と、名雪の「万年遅刻未遂夫婦」のおかげで、すっかり試合開始時刻に遅れてしまうハメになってしまった。
自分だけでも先に行けばよかったのだが、名雪がどうしても「香里の晴れ舞台は、わたしがエスコートするよ!」と言って聞かなかったから、迎えを任せたのに。
 もっとも、スケジュール管理に最大級の致命的な人選ミスを犯してしまった自分のせいだから、二人を責めるのはお門違いかもしれない。
 それに……半狂乱になったり泣きたいのはあたしの方なのに、それを代わりに二人がやってくれてるおかげで、却って落ち着きを取り戻せたから、この辺で許してあげよう。

 と、その時ポケットに忍ばせておいた携帯が鳴り出した。多分、先に会場入りしている栞からの督促だろう。
「もしもし、香里です」
『お、お姉ちゃん、まだなんですかっ!? もう、お客さんいっぱい入っちゃって、お姉ちゃんたちの入場待ちきれずに、大騒ぎしてますぅっ!!』
「ごめん、栞。あともうちょっとだけ、何とか抑え効かせといて。北川君はそばにいるの?」
『えっと、その……お姉ちゃんたちが余りにも遅いからって、怖いお兄さんたちに連れてかれて……試合会場で、その、スゴイことされてますぅ……』

「……」
 栞の口振りから、北川君の安否がかなり気遣わしいことがわかった。きっと、あたしの入場が遅れたことで、あの血に飢えた観衆たちの慰みものにされていることだろう。
 と、スピーカーの向こうから、何か身の毛のよだつような断末魔が響いてきた。
『あ、北川さんが……』
「それ以上言わなくてもいいわ、栞……」
 彼がどんなおぞましい責め苦を受けているか、想像するのも辛いが、下積み生活の長い北川君のことだから、きっと耐え忍んで、いつかは復活してくれると、信じることにしよう……。
「とにかく、もうすぐ着くから、それまでお願いね」
『ほ、本当に早く来てくださいよ、次はわたしの番かも知れないんだからっ!』
 今にも処刑台に吊されそうな死刑囚の声を上げる携帯電話を、あたしは十字を切ってからOFFにした。栞も少しの間なら時間稼ぎになるだろう、吐血の一つもしてみせれば、観客も喜ぶに違いないし……
「香里、ゲートについたぞ、準備の方はいいのかっ!?」
「もちろんよ! そっちの方は抜かりはないわっ!」
 ようやく試合会場にたどり着いたあたしたちは、制止する係員を振りきって入場口に通じる通路に飛び込んでいく。3人分の靴音が反響する先からは、もう大地をも轟かす絶叫で充ち満ちていた。
「香里、ふぁいとっ、だよ!」
「ありがとう、名雪。じゃ、行ってくるわ!」
 あたしの到着を告げるアナウンスがかかり、試合会場は一瞬闇に包まれる。あたしが入場口から飛び出していくと、狙いすましたように一条のスポットライトが照射された。
 今日の対戦相手は――

 え? まだ来てないの?

            ――美坂香里、二時間半の大遅刻でただいま入場。

(高倉みどり、入場SSなし)

826 リング穴Joe : 02/01/27 23:51 ID:DIaQjfYn
最高級の能力をダウンロード!近代科学の粋!
来栖川重工の最高傑作、HMX−13セリオ!!
対するは不可視の力を持つ神秘の世界の使者!
FARGOのロスト体、天沢未夜子!!
最新の力を持って伝説の力に打ち勝ったセリオの相手は
またも相対する存在、オカルティックな天沢未夜子!
姉妹丼か!?MOON最後の牙城か!?
ただの萌え勝負には終わらない!自らの存在賭けた大勝負!!
二回戦最後の戦いはアイデンティティ戦争!

Hブロック二回戦第4試合
 オカルトVSハイテク!
  人類の知らぬ世界あり! 天沢未夜子(MOON.) VS
  この世に不思議はない! セリオ(東鳩)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

827 天沢未夜子入場SS――何かを遺すために : 02/01/27 23:52 ID:g+/2Qfky
「未夜子さん、頑張ってくださいね」
薄暗い会場への渡り廊下。
そこで一人佇んでいる天沢未夜子に、辛島美音子が声をかける。
かつて戦った尊敬できる相手に、未夜子は礼の辞儀をする。
「相当に厳しい闘いになるとは思いますけど、未夜子さんなら大丈夫ですよ!」
「ありがとう、美音子さん」
美音子の励ましに、微笑みかけながら未夜子は応える。
2回戦の相手は、HMX−13・セリオ。
Hブロックどころか総合優勝さえ狙える超強豪が、未夜子の前に立ち塞がるのだ。
しかし、それほどの強敵を前にしても彼女は、なんら動ずる様子を見せない。

「残して……おきたいんです」
「え?」
どこか遠くを見るような瞳で、未夜子は呟くように話す。
「あの子に……あの子達に、この試合から生まれる“何か”を」

愛娘・郁未と、娘が心から信頼し、信頼される友達に、何かを残してあげたいから。
それは希望かもしれない。はたまた絶望かもしれない。
けれど、それが何であろうとも、それを受け止め、明日に向かって歩める強さを、
彼女たちは、そして娘は持っている。

「ぅっ…!」
全身に走る軽い静電流に、顔を顰め身を震わせる。
自分はとうにこの世に亡い。この場には仮初めの命で立っている。
そしておそらく、この試合が終わるとともに、自分は帰ることになるだろう。


決して巡ることの無い季節の中に。


「頑張ってくださいね!」
背中にかけられる美音子の激励に、軽く振り向き会釈で応える。
彼女は、何も知らない。
けれども、自分のことを、自分の気持ちを受け止めてくれた。
そんな気持ちのこもった激励が、未夜子には嬉しかった。

眩しい光に目を細めながら、会場に一歩を踏み出す。
1回戦とは比べ物にならないほどの大歓声に、内臓を押しつぶされるかのよう。

「セリオ! セリオ!」
「セリオ! セリオ! セリオ! セリオ!」

対戦相手への大エールが、容赦なく臓腑を、戦意を抉る。
しかしそんな中動じることなく、通路を一歩一歩、しっかりと踏みしめて歩き進む。
何故なら、聞こえているから。
自分を支えてくれる人達の声援が。
自分と共に戦ってきた、仲間たちの声援が。
そして――


(郁未、見ててね)


ステージに足を踏み入れる。
その視線は、対戦相手のセリオにも、他の誰にも向けられていない。
ただ、一人。
観客席の天沢郁未に、瞳の光を真っ直ぐ向けて、優しく、強く微笑んだ。


878 HMX-13セリオ、入場ッ!! : 02/01/28 00:04 ID:GNVy6B33
セ・リ・オ!
セ・リ・オ!

声援が、試合場を揺るがす。
明らかにファンと見て取れる人々が観客席を埋め尽くす。応援旗や横断幕が縦横に走る。

「セリオ、もうすぐね」
「−−綾香様……私などに、何故こんな声援が…?」
「そりゃ、セリオが魅力的だから」
「−−魅力的、ですか?」
「ええ、私が保障するんだから、間違いないって!」
「−−……でしょうか?」

「では、HMX-13セリオ選手の入場を……」

 アナウンス。
 綾香は、とん、とセリオの背中を押す。
「ほら、いってらっしゃい! そして、勝ってらっしゃい!」
 セリオは、顔をわずかに引き締めて−といっても見るものが見なければその表情の差は読み取れないが−歩を進め始める。
「−−綾香様――私、勝って参ります」

 セリオ、戦場に降り立つ。