最萌トーナメント 入場SS集(準決勝、A〜Dブロック)

604 :リング穴Joe : 02/01/28 23:15 ID:RuNeQ6fY
企画者「葉鍵最萌の少女を見たいかーッ!!
投票者「オーーーーー!!!!」
企画者「ワシもじゃ!ワシもじゃ、みんな!!
    選手入場!!!」

リング穴Joe「全選手入場です!!!!」


偽善者は燃えている!!
三人の妹の分も合わせて
エルクゥの長女が勝ち上がった!!!
萌鬼!!柏木千鶴だァー!!!


その全体像は葉鍵の
職人たちが完成させている!
浩平を育ててしまった人!
茜を剥いた女!
小坂由起子だァー!!!


ボケられ次第蹴りまくってやる!!
凶暴系看板娘代表
「貧乳ファイター」
江藤結花だァッ!!!


萌えの競い合いなら
志保ちゃん情報がものを言う!!
「ホワルバ」のヒロインになれない方!
恋よりも友情取った女!!長岡志保!!!


真の幼馴染を知らしめたい!!
弟のような幼馴染「真・梓2号」
河島はるかだァ!!!


カツカレーなら三十人前だが、
萌え勝負なら全員まとめて私の勝ちだ!!
盲目の食欲魔人!アバドン娘!
「泣き虫みさき」川名みさきだ!!!


潜伏工作は完璧だ!!
七瀬のサイズが合うのか!?
完全ロリっ娘、椎名繭!!!!


全年齢のベスト萌えパターンは
私の中にある!!
グエンディーナの魔法使いが勝ったッ!
ホットケーキならみさき並み!
スフィー・リム・アトワリア・クリエール!!!


食い逃げなら絶対に敗けん!!
うぐぅの奇跡見せたる!
食い逃げ番長、月宮あゆだ!!!


中だしありならこいつは萌える!!
こみパのピコ手創作同人作家
「暗い彗星」長谷部彩だ!!!


来栖川重工から
最強メイドロボが納品だ!!
近代科学の粋!
HMX−13セリオ!!!


発育のないまま十八になったから
絶望派(貧乳娘)になったのだ!!
真のツルペタを見せてやる!!
「四代目フキフキ娘」観月マナ!!!


めい土の土産に王座とはよく言ったもの!!
病人の吐血が今、闘技場でサクレツする!!
薬物女王!スケブマスター美坂栞だー!!!


お嬢様こそが葉鍵最萌の代名詞だ!!
まさかメインを喰っちまうとはッッ!!
最強サブヒロイン倉田佐祐理!!!


復讐したいからここまできたッ!
記憶は一切不明!!!!
ものみの丘の妖怪狐
「ツインテールは愚鈍の餌」沢渡真琴だ!!!


ちゃん様はこみパ最萌ではない、
葉鍵で最萌なのだ!!
御存知同人クィーン、
ぱっつんブルマーの大庭詠美!!!


メガネっ娘の本場は今や関西にある!!
うちを萌えさせるものはないのか!!
温泉パンダ、猪名川由宇だ!!!


デカアァァァァァいッ!
説明不要!!
はやく人間になりたい!
砧夕霧だ!!!


メイドは実際にヤレてナンボのモン!!!
超実用メイドロボ!!
来栖川重工からHMX−12マルチの登場だ!!!


王座は私のもの!
邪魔する人は思いきりイヤボーンし
思いきりカニバサミだ!!
超能力少女「葉鍵のオーベルシュタイン」姫川琴音!!!


あの人を待つためにここにいるッ!!
蜂蜜練乳ワッフル娘!
情念の女、里村茜!!!


巨乳に更なるエロさを加え、
”青姦”「爆裂巨乳ヒロイン」高瀬瑞希が
Hぃ身体で帰ってきたァ!!!


今の自分にネタはないッッ!!
どうしたらいいんだ!?
「三人組の良識派」吉井!!!


高野山一千年の呪いが
今ベールを脱ぐ!!
AIRから翼人
「葉鍵の幕の内」神尾観鈴だ!!!


ファンの前でなら
私はいつでもアイドル声優!!
萌えるCV!桜井あさひ!
素顔で登場だ!!!


姉の役目はどーしたッ!!
妹のこと、未だ認めずッ!!
クールもホットも栞次第!!
Kanonのうす口醤油美坂香里だ!!!


特に理由はないッ!
綾香が強いのは当たり前!!
財閥令嬢!
「完璧超人」来栖川綾香が勝ち上がった−!!!
セバスチャンには内緒だぞ!!!


毒電波で鍛えた多人数プレイ!!
雫の包帯少女!
「セ〜ックス!」太田香奈子だ!!!


母親だったらこの人は外せない!!
歳はいくつか訊きたいけれど、
誰もがみんな訊き出せない〜
超A級母親、謎ジャムマスター水瀬秋子だ!!!


超一流アイドルの超一流の略奪Hだ!!
生で拝んで萌えやがれッ!
「ホワルバ」決戦存在!!
裸Yシャツブレイカー、緒方理奈!!!


幼馴染の正ヒロインは
この娘が完成させた!!
萌える赤毛の東鳩看板娘!
神岸あかりだ!!!


最強幼馴染がやってきたッ!
いつまで寝ているンだッ天然娘ッ!
名雪車は君を待っていたッッッ!!
水瀬名雪の登場だーーーーーッ!!!


以上32名によって
ブロック準決勝が
行われますッ!



731 :リング穴Joe : 02/01/28 23:50 ID:RuNeQ6fY
ついに始まるブロック準決勝!いずれ劣らぬ精鋭揃い!!
さあ、皆様方!心行くまで萌え悶えくださいッッ!!


幼馴染の彼氏の家で勢い乗ってそのままベッド!
嬉し恥ずかしその時に肝心要の方、しょんぼり!!
結構きついぞ、このパターン!!赤髪のヒロイン 神岸あかり!!
本売れず、きつい非難に止めの言葉!一気呵成の大乱打!
傷心の最中に彼氏が大暴走!一気呵成のなだれH!
同人界の「幕の内スペシャル」!!オン・ザ・まゆ毛 大庭詠美!!
ムゴい仕打ちに晒された!だけど可愛い子ほどいぢめたい!
リターンマッチはあったけど、ここにはないぞトーナメント!!
泣くも笑うも一発勝負!最初に笑うは果たしてどっち!!

Aブロック準決勝第1試合
 リターンマッチ者決戦!今度は一発勝負!!
  勃たない○○○に、意味はありますか!? 神岸あかり(東鳩) VS
  売れない同人誌に、意味はありますか!? 大庭詠美(こみパ)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

813 :大庭詠美入場SS(失敗編) : 02/01/29 00:08 ID:LEJsZK09
「詠美、準備はいいか?」
「あっ、和樹……うん、大丈夫」

詠美の部屋に来た和樹。2人で試合の準備中。
と、ドアが大きな音を立ててバタンと開く。

「おう、大バカ詠美はいてるかぁ!?」
「ぱ、パンダぁ!い、いったい何しに来たのよぉ!
 あたし今忙しいんだからっ!パンダの相手してるヒマはないのっ!」
「つれないなぁ、詠美ちゃんさまは。せっかく人が応援に来たったねんに」
「へ?」
戸惑う詠美に、由宇は荷物を投げてよこす。
「それ、あんたのために用意してやったんや。試合の時には是非着たってや」
「着るって、洋服?……え?い、いいの?」
「いいも何も、そのために用意したんや。どうせ今から入場やろ?さっそく着てみてや」
「う、うぅ……あ、ありがと、パンダ!さっそく着てくる!」
嬉しそうに荷物を抱え、部屋を出ていく詠美。

「由宇……いったい何をたくらんでる?お前、眼が笑いっぱなしだぞ」
「気付いたか……まあ、見ときや。あんたにもすぐわかる。あの娘の魅力が」
そして扉が開いて、着替えた詠美が入ってきた。

「で、このまま入場すればいいわけ?」
「…………」
「…………」
「ふ、ふみゅ〜ん……2人ともおかしくなっちゃったよぉ……」

アクシデントのため、大庭詠美、入場遅れてます(w

(神岸あかり、入場SSなし)

469 :リング穴Joe : 02/01/29 23:50 ID:bRIwDn2Z
開始早々現れて、3分経たずに壊れ去る!
♪疾風のように現れて〜疾風のように去ってゆく〜
 太田香奈子はどうしたの〜太田香奈子は壊れたの〜
開始早々現れた、従妹で同居で幼馴染!
誰もが思った看板ヒロイン!誰が思った!?準看板!!
見事なフェイント!眠り姫!水瀬名雪!!"
史上最もインパクトのあるサブヒロインと
史上最も看板ヒロインに近いメインヒロイン!!
目立つことなら誰にも負けぬ!萌えさすことにも負けはしない!!

Aブロック準決勝第2試合
 最強インパクト!
  毒電波加工済 太田香奈子(雫) VS
  天然17年者 水瀬名雪(Kanon)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

479 :せめて入場だけでも : 02/01/29 23:57 ID:B2HC4LMH
ここで負ければ雫は消える・・・か。

で、瑞穂、勝算のほどはどうなのよ?
私のためにわざわざ分析してくれてたんでしょ。ありがとね。

うん、1回戦で私のコピーを当てて戦力分析を試してみたんだけれど・・・

それで、どんな感じなの?

・・・

ふう、勝ち目無しってところかしら。
でもね、勝負はやってみないと判らないわよ。

私からすると、あんな新参者になめられるわけにはいかないのよ。
瑞穂、そこの消化器取って。そろそろ行くわよ。

太田香奈子入場!

484 :名雪入場、、、だと思う(汗 : 02/01/29 23:59 ID:+jZve0Uc
「名雪……最近夜中に部屋でごそごそやってるみたいだけど。何やってるんだ?」
「え、えっと……これだよっ♪(PCのスイッチオン♪)」
「なになに……『葉鍵板最萌トーナメント…』って、なんだこれ?!」
「有名なえちぃげぇむに出てくるキャラの最萌決定戦――なんだって。」(←多少誤)
「あ…ああ、そうなんだ…初めて見たよ…(滝汗)」
「それでね、投票記事の中をクリックすると…こういうのが出てくるんだ〜(URLをクリック)」

 (# ――アレ的支援画像、並びにアレ的なMP3音声が展開中。)

「…………(汗)」
「さすがに支援物資全部を見るのは疲れたよ。最初のころはブラクラ踏んで大変な目にもあったし…」
「……………………まさかとは思うが、お前が寝不足な理由って――。」
「うん、ここの支援でいろいろ勉強してるんだよっ。あ、昼間はお母さんが代理で保存してくれてるんだよ〜」
………秋子サン、アンタ娘ニドンナ教育ヲシテイルンデスカ?
「違うぞ名雪!最萌トーナメントとは自分の萌えを確かめるものであって夜のお勉強会スレッドでは――。」
「…真夜中に『うぉ〜っ!また画像掲示板が死んでる〜!』と叫んでる祐一が言っても説得力がないよ…」
 …ちっ、やっぱりばれてたか。っていうかお前に言われたくはないと思うのだが…
「さてと、今日も頑張って支援画像や支援SSをげっとしてくるよ。これで祐一との夜の生活も安泰だよ〜」
「そ……そういえば今日の試合に出る選手ってお前そっくりだな……って名雪っ!まさかコレって………」
「私だけじゃないよ〜。真琴やあゆちゃんや香里も参加してるし、お母さんも参加してるんだよっ!」
「なにぃっ!!(;´Д`)俺の知らない間になんてものに参加してやがッたんだお前ら親子はっ!」
いや…随分名雪にそっくりな支援画像があって、思わず保存してしまったが…
あの時俺は全然気づいてなかったぞ!(多分)ついでにその画像で変なことはしてないぞ!(…おそらく(汗)
「安心してね祐一っ、太田さんに負けないくらい観客のみんなを総勃ちにしてくるからっ♪(ダッ!)」
「行くなぁ〜っ!!しかも『立つ』の字が致命的にちっがぁ〜〜うっ!!」

 ―――水瀬名雪、何か大きな勘違いをしつつ入場。



434 :リング穴Joe : 02/01/30 23:50 ID:NuRG/2lN
ツインテールの特徴は、我が儘・凶暴・ちょっぴりおバカ。
勉強すらすらできるのはちょっぴり反則! 観月マナ!!
正ヒロイン、胸のサイズは標準サイズ!一番多いはB83!
90超えるバストは反則! 高瀬瑞希!!
ニーソックスと超ミニのスカート似合う二人の娘!
フキフキ娘と青姦娘、何気にHぃ二人の娘!
何やら似てそうな二人だけれど、大きく違うは胸廻り!
足して割ったら平均だけど、大きく違うは胸廻り!
超貧乳と超巨乳、誰が信じる一歳違い!
<<みづき>>と<<みずき>>、うっかり間違う一字違い!

Bブロック準決勝第1試合
 気をつけよう ネタのつもりで 相手に一票!
  <<みづき>>はツルペタ、ナイナイナイ 観月マナ(WA) VS
  <<みずき>>は爆乳、ボヨヨヨヨヨ〜ン 高瀬瑞希(こみパ)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

493 :高瀬瑞希、入場! : 02/01/31 00:08 ID:59sCinqf
「いよっ、瑞希。入場準備は済んだか?」
「えっと、えっと、どの服にしようか迷っちゃって…」
「ハァ?玲子ちゃんみたいな事言うなよ。いつもの格好でいいじゃんか」
「んー、それはそうなんだけど準決勝となると…」

「そーだよせんどーくん、舞台が大きくなりつつあるんだから、徐々にグレードあっぷしなきゃ」
「そのとおりやっ!!萌え心を掴むには衣装にも気ぃつかわないかん!」
「玲子ちゃんに由宇まで…」

「よーし今日のあたしはピーチコスでいっちゃうぞ♪」
「いえーい、瑞希ちゃんかっこいー。ほら、ステッキだよ♪」
「よっしゃあ完璧や、みずっちゃん。行ったれ!同人もコスプレも根性やでっ!!」
「瑞希…すっかり染まってしまったんだな……
嬉しいんだか悲しいんだか判んねえけど…がんばれ!!」

高瀬瑞希「カードマスターピーチ」モードで9分遅れで入場!

(観月マナ、入場SSなし)

460 :リング穴Joe : 02/01/31 23:51 ID:r08Epv9D
似てなさそうで似ている二人!
兄弟死別、それがトラウマ!つかめぬ性格、美味い料理に脚マクラ!
似ていてそうで似てない二人!
祐一、舞と三人仲良く同じ屋根!
冬弥、由綺。修羅場必至の清算間近!
弟系の幼馴染!漏れは”梓”と思ったけれど”雅史”の方が近いかも!?
ショートカットのまったり娘 河島はるか!!
舞の親友、アハハ笑いのお嬢様!ちょっと思った琥○と翡○・・・
今日もおっとりアハハ笑い 倉田佐祐理!!
あかりに名雪に瑞希と続く幼馴染の四連弾!
勝利が続くか!?河島はるか!!
メインヒロイン喰いまくる恐怖のサブヒロイン!
今日も喰うのか!?倉田佐祐理!!
期待と恐怖の勝負はまもなくゴング!!

Bブロック準決勝第2試合
 河島はるか(WA) VS 倉田佐祐理(Kanon)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

464 :琉一 : 02/01/31 23:57 ID:W0gb8pnc
 最萌トーナメント3回戦、控え室。
 幾多の(いや、二人だけど)ライバルを倒し、ここまで勝ち上がって来たはるかは、
 間もなく始まる勝負の緊張に震える……どころか、ベンチに横になって眠っていた。
「はるか。起きろよ」
 軽く、肩を揺さぶる。
「ん……あ、冬弥だ……」
「もう、3回戦が始まるぞ。起きろ」
「くー」
「こらこら、人様の口グセを……、ずいぶん眠そうだな」
「昨日、KANONの実況中継祭りに参加していたから、眠くって……」
「だから『くー』か」
「うん、『くー』」
 そして再び眠りだすはるか。
「だから起きろって」
「あ、そうだ」
 急にはるかは立ち上がった。
「どうした?」
「佐祐理ちゃんに会っておきたい。……連れてって」
「はぁ? おまえ試合の直前になって、なんでまた……」
「おんぶ」
 はるかは寝ぼけ眼のまま、俺にもたれかかる。
「こ、こら。はるか」
「くー」
「ああ、分かった。分かったから、ちゃんとおぶされ」
「ん、ありがと」
「まったく……」
 俺ははるかをおんぶして、佐祐理さんの控え室に向かう。
 微妙な胸の膨らみが背中に当たるわ、首にかかる吐息がくすぐったいわ、
 すれ違う周囲の視線が痛いわと、いろんな意味で恥ずかしかった。

 こんこん。
「はーいっ、開いてますよー」
「あの……失礼します」
 ドアを開くと、そこには対戦相手の佐祐理さんと、付き添いの舞さんがいた。
 どうでもいいけど、年下の女の子なのに、さん付けで呼んでしまうのはなぜだろう……。
「あーっ、冬弥さんとはるかさんですねーっ。はじめましてー」
「……」
「あ、はじめまして。おい、はるか?」
「くー」
「あははーーっ、お二人とも仲良しさんですね。うらやましいですー。ねぇ、舞」
「はちみつくまさん」
 佐祐理さんはニコニコしていて、対戦相手への緊張というものはまるでない。
 むしろ隣にいる舞さんの方が、訝しげな顔をしていた。
「すみません、試合前に」
「いえいえ、ぜんぜんかまいませんよ。佐祐理になにかご用ですか?」
「うちのはるかが、どうしても佐祐理さんに会っておきたいって」
「ふぇ……私にですか?」
「おい、はるか。起きろ。佐祐理さんだぞ」
「ん……あ、さゆりん。おはよ」
「おはようございます。眠そうですねー」
 はるかは初対面のはずなのに、気安く愛称で呼ぶ。動じずに笑顔で答える佐祐理さんも、結構大物だ。
「ん、眠い。舞ちゃんもおはよ」
「……今は朝じゃない」
「あはは、そうだね」
「あははーっ、そうですねーっ」
 ……なにか似ている、この二人。
「それでご用とはなんでしょうか?」
「ん、別にさゆりんじゃなくてもよかったんだけど、ちょっと気になって」

 はるかはようやく俺の背中から降りると、すたすたと佐祐理さんに近づいた。
 座っている佐祐理さんの正面に立つと、まるで口づけするように顎を掴み、くいっと引く。
「ふ……ふぇ?」
 舞さんが嶮しい目つきではるかを睨む。
「こ、こらはるか。なにを……」
 はるかはそれこそ、唇が触れそうなくらいに、顔を近づける。
「あっ、あっ、あの……」
「……おかしい」
「はい?」
「あんまし尖っていない……」
「ふぇ?」
「昨日のはもう、突き刺さりそうなほどに尖っていたのに……」
 ビシ、と控え室の空気が凍り付いた。
 心なし、佐祐理さんの笑顔も引きつっている。
 舞さんがゆらりと剣を振りかぶる。
「佐祐理を傷つけるものは許さない……」
「す、すいません。こいつには後でよく言って聞かせておきますんでっ!」
 はるかの頭を掴んで何度も頭を下げさせる。
「いたい……」
「それじゃ、また後でっ!」
 俺ははるかの手を引っ張って、慌ててその場を逃げ出した。
「……逃がさない」
 丁度その時、呼び出しがかかった。
『ただいまより、入場を開始いたします。出場選手の方は、入場ゲートまでお越し下さい』
 俺たちは、否応なしに入場ゲートの方へと追われてゆく。

「なんでこんなことになるんだ!」
「長年の疑問をちょっと確かめたかっただけなのに……」
「長年って、昨日の話だろ!」
 後ろからは、舞さんの足音が聞こえてくる。
 俺ははるかの手を引っ張り、通路を駆け抜け、スタジアムのグラウンドに出た。
 その途端、大歓声が俺たちを迎える。
『河島はるか選手! 藤井冬弥くんにエスコートされての入場です!』
 いや、そんな立派なものじゃない。
 俺は執拗に追ってくる舞さんの剣戟から、逃げることに必死だった。
 入場セレモニーの一環だと思ったのか、盛り上がる観客達。
「まったく、はるかといると、いつもこうだ……」
「……迷惑?」
「迷惑……かもしれないけど、仕方ないだろ、今さら」
「腐れ縁だからね」
「はるかが言うなよ」
「ん……」
 ぎゅっと力をこめてきたはるかの手を、強く握り返し
「いつまで逃げればいいんだろう」と、悩みながら走り続ける。
 すると、一際歓声が盛り上がった。一足遅れて佐祐理さんの登場だ。
「あははーーっ、入場ですよーーっ!」
 その笑顔が心なし硬いものに見えたのは、俺の錯覚だろうか……。

【河島はるか・倉田佐祐理、入場】


552 :リング穴Joe : 02/02/01 23:50 ID:wLNAe1d8
えいえいの 世界に消えた あの人を 今日も一人で 野原に待つ
待ち続けた女! 横綱勝負!
「凶甘のトッピングワッフル」 里村茜!!
高野山 呪い呪って 一千年 今日も一人で トランプ遊び がお!
呪われ続けた女! 誰とでも激戦!
「葉鍵の幕の内」 神尾観鈴!!
待ち続け、呪われ続け、続ける少女のその味は!
茜が蜂蜜練乳ワッフルならば、観鈴はどろり濃厚ピーチ味!!
他の追随を許さない!驚異の味覚娘たち!
闘技場は今、戦いの”マウンテン”!!

Cブロック準決勝第1試合
 最狂味覚決戦!!
  どろり濃厚ピーチ味 神尾観鈴(AIR) VS
  ゲロ甘練乳ワッフル 里村茜(ONE)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

568 :詩子さん ◆SHIIko2U : 02/02/01 23:56 ID:riLvdvSv
割り込みだったらごめん!
茜の入場だよ。

入場二次小説
『やさしい雫』

「あ、雨…」
「本当です」
 茜の控室、
 窓ガラスを優しく叩く雫たち。
 窓に近寄り空を見上げるあたしたち。
 雨は嫌い、茜が消えそうになった日が雨だったから。
 雨は好き、茜と結ばれた日が雨だったから。
 雨は悲しい、司が消えた日が雨だったから。
 雨は嬉しい、司と再び逢えた日が雨だったから。
 あたしは視線を茜へと移す。
 茜はこの雨になにを想っているのだろう。
 あたしと同じか、それとも…
 雨の降る日は何かが起きる日。
 今日、茜とあたしに何が起きるのか。
 あたしたちは知らないまま空を眺める。

「そろそろ入場お願いします!」
 静寂は破られ、再び時は動き出す。
 右手に司の想い出の楽譜、
 左手はあたしの手を握り、
 茜はそのくちびるをあたしのくちびるに軽く重ねる。

「さ、行きましょう」
「うん」
 あたしたちふたり…いや、3人は控室を出て会場へと向かう。

 人で埋め尽くされた会場。
 それを包み込む熱気。
 あたしは茜から楽譜を受け取り、
 リング中央へと送り出す。
 それとともに告げられる茜の入場。
 茜の、
 そして、
 あたしと司、
 3人の戦いが再び始まった。


570 :みる : 02/02/01 23:57 ID:KaXOfTFR
観鈴「いよいよ準決勝だね」
往人「ああ、そうだな」
観鈴「今日の相手は里村茜さん……強敵だね」
往人「ああ、そうだな」
観鈴「もうっ! 往人さん、応援する気まるでなし」
往人「ああ、そうだな」
観鈴「……往人さん、お昼抜きね」
往人「マテっ!何でそうなるっ!」
観鈴「……応援してくれる?」
往人「ああ、するする。みすずーがんばれー」
観鈴「往人さん、台詞棒読み……」

こうして観鈴は心無い往人の応援を受け、準決勝の舞台に向かうのであった。


884 :リング穴Joe : 02/02/02 23:50 ID:+yWsrZ1x
萌えの威力は重戦車!盲目の悲しみ隠す明るく健気な少女!!
燃費の悪さも重戦車!満タンで30キロ走らぬ非愛国者!!
ONEのケーニッヒティーゲル 川名みさき!!
萌えを打ち込むKanon砲!ちょっぴりオバカで楽しい少女!!
ちょっと故障はするけれど、白いヴェールがとってもイイッ!!
Kanonのパンテル戦車 沢渡真琴!!
待つのも良し!待たせるのも良し!逢えば更に良し!!
待つ少女vsちょっぴりおバカな少女の戦い第2戦!
さっきが”マウンテン”ならば、今度は”コロンビア”だっ!
今度はONEvsKanon!まもなく開始!!

Cブロック準決勝第2試合
 妖怪大決戦!!
  アバドン娘 川名みさき(ONE) VS
  妖怪春待狐 沢渡真琴(Kanon)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

(両者共に入場SSなし)

142 :リング穴Joe : 02/02/03 23:50 ID:+ikQBHhf
圧勝重ねて準決勝進出!華麗な女王 来栖川綾香!!
激戦越えて準決勝進出!超能力少女 姫川琴音!!
今度の試合は同門勝負!
されど運命の悪戯というのは二回戦までッッ!!
ここに来るのは実力者!ここで逢わずも上で逢う!!
運命の悪戯があると言うならばッ
対戦相手は姉の芹香と同じく超常少女!
対戦相手は同期の葵と同じく格闘娘!
戦いやすいか戦いにくいかはともかくも激戦必至の東鳩勝負!
勝つのはサイコかエクストリームか?

Dブロック準決勝第1試合
 人類ネコ科!
  やんちゃな仔猫 来栖川綾香(東鳩) VS
  ま ね き 猫 姫川琴音(東鳩)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

146 :綾香入場 : 02/02/03 23:53 ID:axDJzH8N
綾香「さて、そろそろ時間…、あら好恵どうしたの?」
好恵「フフフ、綾香、私の1回戦の試合覚えてる?」
綾香「んーと、どうだったかなぁ。
 もうサーバも移転しちゃってログも残ってないしー」
好恵「あなたがね、私を下着と空手着の上着だけで入場させたのよ!
 新生萌え坂下だって言ってね!」
綾香「もぉ、お礼ならいいわよー。
 友達なんだから、遠慮なんてしなくていいって」
好恵「クッ、お礼だって…?
 そんなの言う訳無いでしょ!!
 今日はその復讐に来たのよ。
 この紐レオタードを綾香に身につけさせて…」
綾香「えいっ」
好恵「…ぐふっ」

穴「おーっと、来栖川綾香の入場に付きそう坂下好恵の格好は…。
 これが友情のなせる技でしょうか、超セクシーなレオタード姿だーっ!」

綾香「ほーら、ちゃきちゃき歩くっ♪」
好恵「……綾香いつかコロス」

リングの上に立つと私の中の陽気な心が身を潜め、代わりに心の奥底に沈めたもう一人の私が吹き出してくる。
静かな白い炎に似たもう一人の私は、近づいた者を飲み込まずにはいられない。
何事にも動かされず、何者にも邪魔されない。
それが今の私…。
「おーい、綾香、がんばれよ!」
「ハーイ、ひろゆきー、勝ったら食事奢ってよねー!」
なーんてね、そんなの私じゃないモンね。

綾香入場!


153 :謎の琴音スト : 02/02/03 23:57 ID:PRXhC5Go
更なる滅殺を望むか?
情け容赦のない豪鬼の様な滅殺を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし葉鍵板の粘着厨を殺す嵐の様な滅殺を望むか?


『滅殺!! 滅殺!! 滅殺!!』


よろしい ならば滅殺だ


我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だが超先生の娘として半世紀もの間中傷に堪え続けてきた我々にただの滅殺ではもはや足りない!!

瞬獄殺を!!
一心不乱の瞬獄殺を!!

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬマイノリティに過ぎない
だが諸君は一騎当千の古萌者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の萌え集団となる


我々を黄昏の彼方へと追いやり眠りこけている伊丹開発室を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に滅殺の味を思い出させてやる
連中に我々の萌えと感動を思い出させてやる

電脳と現実のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人の琴音ストの萌え集団で
世界を萌やし尽くしてやる

「最後の大隊大隊指揮官より全琴音ストへ」
目標2ch葉鍵板最萌トーナメント会場!!

第三次デルフィーネ作戦 状況を開始せよ

征くぞ 諸君


と言うわけで琴音ちゃん入場!!


336 :リング穴Joe : 02/02/04 23:50 ID:kaXK9Bj/
伊達のメガネに、ダサ目の服装、同人大好きアイドル声優!
ばれちゃダメダメばれちゃダメ!ばれたらこみパは場大騒ぎ!!
人気は森川、策琴音、若くて娘持ちは秋子さん! 桜井あさひ!!
七瀬の制服身に纏い、高二のクラスに紛れ込む、年齢不詳のロリ少女!
ばれちゃダメダメばれちゃダメ!ばれたら条例違反でお縄になる!!
歳は郁美ん、胸千鶴、対人能力観鈴ちん! 椎名繭!!
正体バレたらちとまずい!お手つきバレたら更にまずい!!
秘するが華、されど輝くのも華!!

Dブロック準決勝第2試合
 同門対決勝ち抜きファイト!負けたらオメオメ帰れない!!
  ライバルを見事蹴落し 桜井あさひ(こみパ) VS
  偉大な保護者を越えた 椎名繭(ONE)
趣向こらした選手入場が楽しみだ!試合開始まであと10分!!

346 :椎名繭 : 02/02/04 23:57 ID:Y2ZjNRGo
「そろそろ入場してください」

「あ、はい。ほら繭、出番よ」
「繭、がんばってね〜」
「ななせおねぇちゃん、みずかおねぇちゃん…… がんばるもぅん♪」
「じゃ、私たちは先に行ってるからね」

 ぐい。

「みゅ、いっしょにいくもぅん」

「え、大丈夫かな? おこられないよね?」
「しょうがないわね。じゃ、行きましょ!」

 ぐい。

「みゅ〜♪」
「って、ぎゃぁぁぁぁぁあっ!!」

 椎名繭。七瀬留美、長森瑞佳と手をつないで入場だもぅん♪

348 :あさひ入場SS : 02/02/04 23:59 ID:uvMcP6gQ
「そんなに固くならなくても、悔いを残さないようにやればいいんだから!」
「ほら、和樹もああ言ってるんだし、しっかりしなきゃ!」
「そ〜だよぉ あたしの分まで頑張ってきてね〜 にゃは☆」

「ハ、ハイっ! あたし、頑張っちゃいます!」
「だから… だから、見ててください! あたしの試合を!」
思いっきり元気のあるところをアピールして、あたしは控室に向かった。

「とは言ったものの、相手の人とっても強そうだし…」
何せ、相手は優勝候補の一人を破って、ここまで来た強敵
「やっぱり、あたしじゃダメかも…」
一人になると、どうしても不安になっちゃう…
自然と足取りが重くなった。どうしよう…

「あら、桜井さん。あなたまだそんなところにいたの?」
控室には先客がいた
その天使のように綺麗な姿には見覚えがあった
「あ、緒方さん…」

彼女はトップアイドルの緒方理奈だった。最近収録とかでスタジオに行くこと
が多くなったためか、顔をあわせることが多かった。
「何よ、不景気な顔をして… そう、次の試合のことね」
何で彼女みたいなスターがあたしのことなんか知っているんだろう?
彼女に声をかけられたことが頭の中をくるくる回って…

「あ、あのあの… 緒方さんは、な、何でこんなところに?」
「え? 何言ってるの? だって、私の試合次じゃない。準備しておこうと思って」
「あ、そ、そですか… ごめんなさい…」

「いいわ。それよりも、さっきも言ったけど、不景気な顔ね」
「そ、そんなことないです。あ、あたし大丈夫ですから!」
「そうは見えないわ。もっとシャキっとしなさい。この前のあなたはそんなに
意気地がない人じゃなかったはずよ」
「えっ?」
「私がスゴイと思ったあなたは、そんな顔はしていなかったわよ」
「えっ、えっ?」
緒方さん、あたしなんかのことを何で知っているの?

「何で?って顔をしてるわね。」
その通りだから言葉がでない…
「そりゃ私だって、他の人の試合が気にならないわけがないわ」
「そうやって何回か試合を見ていて、あなたの試合を見させてもらっただけよ」
そう、それはそうだ。あたしって何を期待しているんだろう?

「だけど、スゴイと思ったのは本当よ。凛としたあなたの姿とか、あなたを応援して
いるファンの人達の熱意とか… とにかくね… 私も負けてられないなってくらい」
そんな… あたしなんかにそんな…
「腑に落ちないって顔をしてるわね。あなた、そんなに自分に自信が持てない?」
「えっ? だって、それは…」
「でもね、あなた、この前はとってもいい顔をしていたわよ。あなたは一人じゃない
んでしょ? 友達や、ファンの人達や、みんながあなたを助けてくれてるじゃない。
だから自信を持ちなさい。あなたはもう一人じゃないのよ」
そう、そうだった。あたしは何を悩んでいたんだろう。
「だから、今日も頑張りなさいね。決勝で会える日を楽しみに待ってるわ。じゃあね」
「ハ、ハイっ! あ、ありがとうございます。あたし一生懸命頑張りますから!」

そして、彼女は再び歩き出した。幾多のライトに照らされた試合会場へ…