古河早苗 vs 大庭詠美 解説者だよもん氏による観戦記 |
<一回戦・Aブロック第ニ試合 注 古河早苗 vs ○大庭詠美 観戦記>
アニメ化・DC版発売と今もっとも勢いのあるこみパ。そしてその中でも屈指の人気を誇る大庭詠美。 常識的に考えれば、まだ簡単なキャラ設定が発表されただけの早苗の圧倒的不利である。 ただ、CLANNAD発表以降、早苗は母乳キャラとして一部の熱狂的な支持を受けており、 あれだけの設定でSSを何本も書いてしまう恐るべき妄想力に番狂わせの期待がかけられた。 おおかたの予想通り、開始と同時に詠美陣営が猛烈なスパートをかける。 事前に詠美スレでは「出し惜しみせず全力で行く」との方針が決まっており、激しい画像投下に加え、 旦那さん氏の萌えSS、源久也の4コマなどを次々と撃ちこみ、圧倒的な物量差によって主導権を握る。 対する早苗陣営は、得意の妄想力を生かした母乳ネタで対抗しようとするものの、 こちらも妄想力には定評のある詠美陣営の前に反撃の糸口を掴めず、逆に詠美母乳SSを撃ち返される。 結局、1:00の集計では26対60と、詠美陣営がダブルスコアを超えるリードを奪った。 早苗陣営も必死に反撃を試みるものの、決定的に実弾が不足しているために決め手を欠くため、 詠美陣営の猛攻の前に押されまくり、更には詠美&早苗の萌えSSまでが詠美陣営によって投下される。 その結果、2:00の集計では33対79、4:00には41対92と差は広がる一方。 しかし詠美陣営は手を緩めず、更なる画像や萌えシチュ、そして新作AAの投下などで猛攻を続け、 6:00の集計では41対100と早くも得票を3ケタに乗せた。 しかし詠美シナリオの内容からも、優勢を理由に手抜きをせずに全力投球の姿勢を崩さない詠美陣営。 投票済みの者もこぞって熱い応援カキコを行い、正午の集計では54対125と更に差が広がった。 午後になると、圧倒的劣勢にも闘う姿勢を放棄しない早苗陣営への共感票も増え始める。 じわじわと巻き返す早苗陣営、18:00の集計では68対141と増加票数では互角の健闘を見せる。 しかし、夜になっても詠美陣営の怒涛の攻勢は止まるところを知らず、 なにがし氏らの萌えシチュの連発により、飽くなき萌えが追求される。 結局、早苗陣営も頑張って追い上げたものの、89-189で詠美陣営がダブルスコアの圧勝を収めた。 振り返ると、とにかくフェアプレー精神に溢れた素晴らしい一戦であった。 勝利を収めた詠美陣営には、今後も更なる強敵との気の抜けない対戦が予想されるが、 今回のようなひたむきで真っ直ぐな戦いっぷりを続けてもらいたく思う。 惜しくも敗れ去った早苗陣営は、今回は巡り合わせの悪さが重なって敗れたものの、 これからどんどん盛り上がっていくキャラなので、更なる萌えの高みに向け邁進することだろう。 まさにこの一戦は、今後のお手本になり得る名勝負であったと思う。 <一回戦・Aブロック第ニ試合 注 古河早苗 vs ○大庭詠美 総評> 両陣営とも、己が萌えのために全力を出し切った爽やかな一戦。 まずは、煽りや中傷に走らずひたすら萌えに徹した両陣営に拍手を送りたい。 詠美陣営は、終始に渡って圧倒的な優勢であったにも関わらず、 全く驕りを見せずに持てる力を最後まで出し切った姿勢の潔さが素晴らしかった。 まさに、こみパの詠美シナリオに恥じない潔い闘いっぷりであったといえよう。 ただ、戦力の消耗は否めず、今後の対戦に不安が残るのも事実である。 早苗陣営にとっては、とにかく第三戦という早期に試合が組まれた事が致命的であった。 現在確認されている情報は、OHPの簡単なキャラ紹介だけ。実弾となる画像も殆ど無し。 これではいかな妄想力に優れた母乳ファンたちでも、如何ともし難かったであろう。 ポテンシャルとしては秋子さんすら凌ぐとまで言われているだけに、 対戦がもっと後の方に組まれていれば、結果は判らなかったと思われる。 また、逆にもう少し前にあったとすれば、発表直後のあの異常な熱気をそのまま 対戦に持ち込む事ができ、勢いで押し切ることも可能であったかもしれない。 まさに最悪の対戦時期と言え、返す返すもクジ運の悪さが惜しまれるところである。 結果としては詠美が順当に二回戦にコマを進めた形になったが、 より注目されるのはHブロックの第三戦に組まれた、猪名川由宇対古河渚のカードである。 大庭詠美とは盟友関係にある猪名川由宇に対し、古河早苗の娘である古河渚。 今回の一戦のリターンマッチとして、大いに盛り上がる熱戦となることが期待される。 対戦時にはCLANNADについても多くの情報が公開され、大いに盛り上がっていることであろう。 対するこみパは今後の盛り下がりは否めないため、今回の結果との相違が興味深いところである。 gnuplot氏作成グラフ 早苗89-詠美189で詠美の勝利!! |