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名倉由依 VS 遠野美凪
解説者だよもん氏による観戦記
<一回戦・Aブロック第ニ試合 名倉由依 VS ▲遠野美凪 観戦記>

葉対鍵の代理戦争の様相を呈し、大熱戦となった第一試合の余韻覚めやらぬ中行われた第二試合。
鍵キャラ同士の対決と言うこともあってか、マターリとしたムードでの好ゲームとなる。
下馬評では圧倒的に美凪が優位。由依については存在すら知らない住人が多数。
美凪陣営は二回戦のあかり戦を睨み、弾薬を節約しつつ余裕の構え。
対する由依陣営はキャラの浸透を図るべく、試合開始前から活発な活動を開始。
認知度の低さを逆手に取り、萌え系ショートシチュやおまけRPGネタを連発することによって
キャラ本来のもの以上の萌えを引き出すことに成功し、勢いに乗る。
久弥が初めてシナリオを担当したキャラであることをアピールし、久弥派の取り込みも忘れない。
しかし実力差はいかんともし難く、開始後1時間での集計では17対28と美凪がリード。
AM2:00の集計では25対45、AM3:00の集計では26対54と差は広がり、ついにダブルスコアとなる。
殆ど動きを見せない美凪陣営に対し、勢いに勝りながらも票に結びつかない由依陣営。
しかしAM2:56、わつき屋描くところの由依のエロ画像の投下によって、戦況は一変する。
殆ど知られていないが故に、激萌えのわつき屋こそが由依のイメージとして刷り込まれた
様子見組が雪崩を打って由依陣営に流れ、AM8:00の集計では40対65にまで盛り返す。
そして日中になっても由依陣営に傾いた流れは止まらず、その必死さに共感した浮動層も加わり、
正午の集計では53対74、PM6:00の集計では74対91と、じわじわと差を詰めていく。
一方、前半の貯金を食い潰す美凪陣営だが、依然として余裕の態度は変らない。
結局、由依陣営も最後まで必死に食い下がったものの、109対125で、からくも美凪が逃げ切った。
まず、圧倒的な実力差にめげず好ゲームを演出した由依陣営の健闘を心から称えたい。
そして、その猛攻を全て受け止め、最終的に跳ね返した美凪陣営にも賛辞を贈りたいと思う。
温存した戦力を生かし、神岸あかりと対戦する二回戦での熱闘を期待したい。



<一回戦・Aブロック第ニ試合 名倉由依 VS ▲遠野美凪 総評>

葉鍵のゲームの中でも1,2を争うマイナーゲームであるMOON、しかもその中でも目立たない
ヒロインであるというハンデを背負いながらも、大健闘を展開した由依陣営。
健闘の原因は、殆どイメージのないキャラであるところを逆手に取った戦略にあると思われる。
開始前からMOONキャラによる萌えシチュによって萌えキャラとしてのイメージの刷り込みを
図ると共に、強力な萌え画像によってそのイメージを確定してしまおうという作戦は見事。
ただ、わつき屋の画像の投入が技術的な問題により遅れ、開始から3時間が経過した時点で
ようやく投下出来たのが悔やまれる。既に由依を知らないという層の多くが投票を済ませており、
多大なインパクトを与えつつも、戦局をひっくり返すまでには至らなかった。
いずれにしても、他のマイナーヒロインの陣営にとっては、大いに参考になったことであろう。
特に、明日裏葉と対戦する郁未陣営にとっては、いいデモンストレーションとなったと思われる。

対する美凪陣営は余裕のある態度に終始し、殆ど戦力を消耗せずに二回戦に駒を進めた。
初戦から舞という強敵を相手にし、疲弊しきったあかり陣営とは対照的な結果となった。
ただ、苦戦には結束力を高める効果もあるので、あかり陣営と比べどちらが有利であるかは微妙。
美凪陣営は今回ほとんど動いていないだけに、あかり陣営の勢いに対抗できるかが不安なところ。
いずれにしても、次の一戦が試金石となるだろう。

gnuplot氏作成グラフ


由依109-美凪125で美凪の勝利!!