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最萌トーナメント 幕間SS集(準決勝)

158 :放課後は屋上に ◆F20ZXpsQ :02/03/03 23:17 ID:58tCRxuB
川名みさき退場SS「屋上の貴女」


 みさき先輩はどこか吹っ切れたように言った。
「負けちゃったね……」
「ああ。でもさ、先輩は頑張ったと思うぜ。負けても、負けてない」
「あはは。それ、変だよ浩平くん」
 先輩は少し困った様に笑う。
「でも、楽しかったな、今日は。こんなに楽しかったのは久しぶりだよ」
 そして、彼女はいつものように優しく微笑む。
「よっし、何かお腹空いちゃったし、カレーでも食べに行こっか?」
「そうだな。お疲れ様って事で、おごるぜ先輩」
「ほんと? ありがとう、浩平くん♪」

 屋上の風に吹かれる彼女はとても綺麗で。
 夕焼けに染まる黒髪は何だか切なくて。
 そして俺は、そんな先輩が……。

「よし、んじゃ、行くかっ、先輩!」
「うんっ!」
 屋上から、俺達は去るけれども。
 でも、そこには確かに強さと弱さを併せ持った少女が、いたのだ。

 川名みさき、退場。


173 :うにゅう使い ◆UnyuuX22 :02/03/03 23:18 ID:ugacQM2x
さゆりん&みさき先輩退場SS

テーブルの上にはカラに為った皿が各所に綺麗に積まれている。
「カーン♪」と終了〜!のゴングが鳴ったと同じにスプーンの動く手が止まる。
それは巨大鍋に残っていた最後の超大盛り皿にあったカレーが消えたと同じで有った。
直後、会場が一瞬の静けさの後に完成を取り戻す。

「ごちそうさまでした……本当〜美味しかったよっ!」
「あははーっ!お粗末さまでした」
「う〜ん、このカレーの味や辛さ加減が学校の食堂と同じだよ?
 でも、コクが凄く効いてたんだよ、なんでかな?」
「味は事前にそちらの学校へ敵情視察させていただきました、でもスパイスは手配させた特別品です」
「そっか、佐祐理さんそこまでしてくれたんだ、ありがとうだよ?」
「いえいえ、みさきさんも残さず食べて頂いてありがとうございました」
「カレーも良かったけど、他のお手製のウインナー……かな?
 あとは卵焼きも甘さが効いて絶品だったよ?」
「そちも本当はもっと準備してたのですが……
 お昼に舞や祐一さんにも別けてしまってあげましたので、すいませんです」
「そんなことないよ?会場で作ってくれた様々な料理やこのカレーは私の為に作ってくれたんだよね?」
「は〜ぃ、今回の為に先日から仕込んで起きました〜」
「うん、今日は凄く楽しかったよ〜」


「あは、みさきさんなら、直ぐにフードバトルでデビュー間違い無しですよ〜☆」
「でも、あまり他の人と食べ合うのを競うのは好きじゃないし・・・浩平くんが心配するからやめておくよ!」
「あははーっ!これは佐祐理の方が御馳走さまで〜す」
みさきの惚気に試合中に絶えずみさきの側にいた青年の方を向きながらに微笑む佐祐理。
そして、ちょっと頬を紅らめるみさき。
「所で、みさきさん私の家でこれから打ち上げパーティしますので
 おいでに為りませんか?今と違ったレシピの料理でおもてなししますよ?」
「それなら、お言葉に甘えて浩平くんと一緒にお邪魔しようかな?」
「は〜い!『味狩る☆さゆりん!』におまかせで〜す!!!」

鉄人コック!   通称「味狩る☆さゆりん!」倉田佐祐理
       &
フードファイター!通称「無限の胃袋!」川名みさき

これにて本当に・・・・・・一緒に退場!!!!!! 

本当に両名お疲れさまでした!!!!


208 :詩子さん@みさきごよみ製作委員会 ◆SHIIko2U :02/03/03 23:23 ID:A6FlXlJx
すでにたくさん出ちゃったけど、
みさきさん退場二次小説、
『新しい日々は、あなたとともに』 全2レス、投下します。

「みさきさん、おつかれさまですー!」
「佐祐理ちゃん? おつかれさま」
 私は佐祐理ちゃんの手を握ろうと、
 その右手の場所を探すけれど、どうもうまくいかない。
 すると、私の手を暖かい感触が。
「みさきさん、今日は本当にありがとうございました」
「うん、私のほうこそ、こんなに素敵な日は初めてだよ」
 佐祐理ちゃんの優しい声、
 暖かな、陽だまりのような雰囲気、
 感じながら手を離そうとしたけど、
「浩平さんのところまで送りますよ」
「うん、ありがとう」
 そのまま手を引かれて浩平君のところまで戻ってきた。


「倉田さん、どうもありがとう」
「いいえっ、これからも仲良くしてくださいね」
 嬉しそうに小さな微笑とともに去って行く佐祐理ちゃん。
 そして、私の手は浩平君の手におさまる。
「ごくろうさま、みさき先輩」
「うん、ありがとう」
「どうだった? いままで」
「そうだね…」
 少し首を傾げて私は考え込む。
「いろいろと新しいこと、知ることができて嬉しかったよ」
「うん、それはよかった」
 その声を聴きながら、私は浩平君の手をひときわ強く握り締める。
「ん? 先輩どうした?」
「これからも、新しいこと、いろいろと教えてね、浩平君」
「う、うん、わかったぞ」
 少し照れた声、そして、雰囲気。
 そうして、私たちは会場を去っていった。
 これからも続く、長い日々、
 大好きな人と描く未来に向かって…


皆様、本当にお疲れ様でした。


450 :つきのひと :02/03/03 23:50 ID:LEzzmQyc
◆ひな祭れ! 佐祐理さん控え室へSS◆
試合終了から45分…。
勝利の行方はいまだ定まっていなかった。
佐祐理「ふぇー、どうなるんでしょうね…」
祐一「とりあえず控え室へ戻ろう。このひな壇も片付けなきゃいけないし、着替えもあるしさ」
舞「佐祐理、行こう…」
佐祐理「はい」
舞台袖の通路を、会場後片付けのスタッフと入れ違いで退出する三人。
試合中とすっかり入れ替わってしまった、熱気とは少し違った会場の空気に三人は戸惑いながらも、今日のことを振り返っていた。

佐祐理「本当にいい試合でしたねー」
舞「…すこしみさきに惚れた」
祐一「この浮気者め〜」
佐祐理「あははーっ…」

(倉田佐祐理、一旦控え室に入りました)


622 :退場SS :02/03/04 00:26 ID:uMVxmaDT
嬉しかったです。
みんなが応援してくれて。

楽しかったです。
このトーナメントを戦って。

ちょっと、悲しかったです。
もうトーナメントに参加できなくて。

部活に参加して試合に出る。
そんな夢がちょっとでも味わえて良かったです。


「みさき? 帰るよ」
「わ、待ってよ〜雪ちゃん〜」

川名みさき 退場


寝坊してこんな時間に出す行為をお許しください。


640 :某230 :02/03/04 00:33 ID:Zl6EWgyj
「みんな……ごめんね。負けちゃったよ」
 迎えに来てくれた友人達の前で、みさきは申し訳なさそうにそう言った。
「先輩、謝ることなんか何もないさ。お疲れ様」
 浩平が先輩の肩にそっと手をのせて微笑み、皆が次々と先輩を囲んで声をかける。
「さ、帰ろう……俺達のいる場所に」
 そして、仲間達とともに、みさきは歩き出す。
 永遠、へと……


 Result of ONE.

  椎名華穂  BlockE 1回戦敗退 VSスフィー
  広瀬真希  BlockD 1回戦敗退 VS桜井あさひ
  折原みさお BlockF 1回戦敗退 VS柏木初音
  柚木詩子  BlockH 1回戦敗退 VS坂下好恵

  七瀬留美  BlockB 2回戦敗退 VS倉田佐祐理
  深山雪見  BlockC 2回戦敗退 VS沢渡真琴
  長森瑞佳  BlockD 2回戦敗退 VS椎名繭
  上月澪   BlockG 2回戦敗退 VS美坂栞

  小坂由起子 BlockE 準決勝敗退 VS吉井ユカリ

  里村茜   BlockC 決勝戦敗退 VS川名みさき
  椎名繭   BlockD 決勝戦敗退 VS来栖川綾香

  川名みさき BlockC 決勝トーナメント準決勝にて敗退 VS倉田佐祐理


 ONE〜輝く季節へ〜 トーナメントより、退場。


642 :みさき先輩退場 :02/03/04 00:34 ID:Rwi+qQYv
みさき「終わっちゃったね・・・」
浩 平「そうだな・・・」
みさき「なんだかあっという間だったけど、すごく楽しかったよ」
浩 平「とにかくお疲れ様、先輩。でもここまで来たら優勝したかったんじゃないか?」
みさき「それは贅沢だよ、浩平君。私はたくさんの人達のお蔭でこんなところまで
    来れたんだよ。これ以上望んだらバチが当たっちゃうよ」
浩 平「先輩・・・」
みさき「それにね、浩平君。勝ち負けなんかよりもたくさんの応援があった方が
    嬉しかったし。私目が見えないから応援してる人達の顔とかが見れな
    かったのが残念かな・・・」
佐祐理「お疲れ様でした、みさきさん」
みさき「佐祐理さんもお疲れ様。次も頑張ってね、応援してるから」
佐祐理「あははーっ、佐祐理なんかが決勝にいってもいいのかなって思いますけど、
    みさきさんの分まで頑張ってみますね」
みさき「佐祐理さんなら大丈夫だよ、きっと。決勝戦も応援に来るからね」
佐祐理「ありがとうございます。でこの後皆で打ち上げしようって話なんですけど、
    良かったらご一緒していただけませんか?」
みさき「いいのかなあ?お邪魔にならない?」
佐祐理「佐祐理達は大歓迎ですよ」
みさき「うん、じゃあお邪魔させてもらうよ。とその前に・・・」

みさき「皆さん応援してくれてありがとう。楽しい時間をありがとう」


−−−−−川名みさき退場


649 :ああっ神奈さまっ ◆KannaC8o :02/03/04 00:36 ID:rO+Ovu8j
退場SS

久瀬「結局、倉田くんを生徒会に招聘できないまま この日を迎えてしまったわけか」
卒業......袴姿に激萌え〜…なんて言ってる場合じゃない
いっちょ、ここは告白してみるか  当たって砕けろだ

久瀬「倉田くん、実はずっと前から君の事が…好きでした!」
佐祐理「あははーっ、佐祐理もです」
久瀬「え?じゃあ……」

佐祐理「I like you. But,I don't love you」
(好きでした、でも大好きじゃありません=友達でいましょう)
久瀬「Nooooo〜〜〜〜!!」
砕けた

久瀬退場(ぉ


祐一「佐祐理さん、決勝も頑張って下さいね」
佐祐理「そんな先の事は考えてません」
祐一「あと1つなのに…いかにも佐祐理さんらしいな」
佐祐理「舞、祐一さん、明日はお休みですから動物園へ行こうね」
舞「…わーい」

倉田佐祐理、舞・祐一と仲良く退場


659 :ああっ神奈さまっ ◆KannaC8o :02/03/04 00:37 ID:rO+Ovu8j
シンプルに退場SS

みさき「終わったね」
心なしか落ち込んでいる
雪見「ベストを尽くしたじゃない」
澪『かっこよかったの』
浩平「胸を張っていいんだぜ」
みさき「胸なんか張れないよ……」
浩平「みさき先輩……」

みさき「だって……お腹が空いて動けないんだもん」
澪・雪見・浩平「…………」

川名みさき、澪・雪見・浩平に引き摺られながら退場


667 :放課後は屋上に ◆F20ZXpsQ :02/03/04 00:41 ID:M1heFxMj
退場SSやり直し


 夕日の照らす公園を歩く人影、二つ。
「風が、荒れてるね……」
 みさきは、少し寂しそうに呟く。
「ああ、でも、もうじき止むと思うぜ。だってさ、今日の夕焼けは……本当に綺麗だから」
 浩平はみさきの手を優しく握る。
「さあ、行こう。あんまり待たせたらあの二人に悪いからな」

 夕日の照らす公園に座る人影、二つ。
「……佐祐理、お弁当美味しい」
「あははーっ、舞にそう言って貰えると凄く嬉しいです。でもつまみ喰いは駄目ですよー」
 佐祐理は明るく笑っていたが、その笑顔は何処かぎこちない。
「佐祐理、どうしたの」
 それに気付いた舞が、その微妙な差異を問い質す。
「……あのね、舞。風が、荒れているのが悲しいんです」
「……」
「私のお弁当、みさきさんに喜んで貰えるのかな」
「……」
 舞は少しだけ沈黙し、そして、
「大丈夫」
 ときっぱり言い切った。
「あの人なら、絶対に大丈夫」
「……あははっ、舞がそう言うのなら、大丈夫ですね。私、舞の事信じてますから」
 そう言って笑う佐祐理の顔は、いつもの通りの明るい笑顔だった。


 そして近付く、二組の人影。 
 聞こえるのは笑い声、見えるのは笑顔。
 見えなくても見えるのは、心。

 その光景は、本当に幸せそうで――


川名みさき 倉田佐祐理

――退場


674 :つきのひと :02/03/04 00:44 ID:CPUNnJ22
◆佐祐理さん退場SS◆
祐一「勝った! 勝ったよ、佐祐理さん!!」
佐祐理「ふぇ、本当ですか?」
舞「…あれ見て」
ファイナルアンサーの模様を伝えるオーロラビジョンには、でかでかと佐祐理さんの顔が映し出されていた。
佐祐理「はぇー…なんか信じられないです。川名さん陣営の支援の素晴らしさには、佐祐理も舌を巻いてたんですから」
祐一「その台詞は聞き飽きた! 見ろよ、支援者のみなさんを」
スタンドで様々な歓声を送る、本日も素晴らしい作品を掲載してくれた佐祐理さんの支援者たち。
みさき先輩を応援していた人々も、佐祐理さんに惜しみない拍手を送っていた。
祐一「ほら、挨拶してこいよ」
俺は佐祐理さんの背中を押した。

佐祐理「あ、あははーっ…。ええと、佐祐理は出番ちょっぴりのサブキャラに過ぎませんでした。それがここまで来れたのは、みなさんのおかげですーっ」
佐祐理「佐祐理、笑ってることしかできない女の子ですけど…でも、今まで感じてきたみなさんの愛。それに応えられるようにこれからも頑張りますーっ」
佐祐理「同じように、川名さんとその支援者の方々にも感謝します。こんなに素晴らしい試合を、ありがとうございましたーっ」
佐祐理「きっと、佐祐理を支援してくれた人たちの中にも、あなた方に刺激されて頑張ってくれた人も少なくないと思います!」
佐祐理「ええと…こんなところですね。それではーっ」
パチパチパチパチ〜。

佐祐理「ふぅ、試合中よりも緊張しました…」
祐一「お疲れ様。次の決勝までの間…ゆっくり休んでくれよ。な?」
佐祐理「はい、そうします。祐一さんも…十分休養してください」
(倉田佐祐理退場)


686 :詩子さん@みさきごよみ製作委員会 ◆SHIIko2U :02/03/04 00:49 ID:pjLcQOFz
>>640
まとめ、おつかれさまでした。
これでおねのみんなは終わりました。
あたし自身、おね支援のひとりとして、
ここで幕を引かせていただきます。


『祝福の鐘は、いざ遠くへ』

 あたしの知り合いの人が、
 みさき、さんを残してみんな負けて、
 そして、みさきさんもついに敗れた。
 相手は倉田佐祐理さん。
 とてもかわいい年上のお姉さん。
 勝利を知らせる鐘が試合会場を覆いつくす。


「そっかぁ、佐祐理さんの勝利に決まったんだね」
「はい、決まりました」
 少し長引いた集計、そして相談。
 結果は変わらずに佐祐理さんの勝利、
 つまりは、みさきさんの敗退を意味する、
 さらにそれは、あたしの戦いの終わりでもあった。
 あたしの周りのみんな、少しでも知ってもらいたくて、
 がんばってきたつもりだった。
 でも、結局は全然助けになってなかったようだったけど…
 そんなことを考えながら、
 あたしと茜、会場を立ち去る。
 永遠とも思える永い鐘の音を聴きながら…


705 :いまさらながら試合終了SS :02/03/04 01:00 ID:wv5IS0dD
「終了でーす」
「みなさん、お疲れ様でしたーっ。カレーのさしいれですよーっ」
 コールとともに、運び込まれたいくつもの寸胴。
 台車を引いているのは、浩平、祐一と……
「なんで、わたしがひいているのよっ!」
「そりゃ、みんなのために身をなげうつのは乙女の仕事だろ」
「こんなんしたら、腕が太なるわっ」
 あっという間に、何台もの炊飯器と、寸胴が机をしめる。
「長森さん、こちらを手伝ってください……」
「うん。浩平も〜、ちゃんと手伝わないとだめなんだからねっ」
「あゆちゃんはごはんをよそってね」
「秋子さん、こんな感じでいいの?」
「栞は手伝わないのか?」
「もう……祐一さん、いじわるです」
「ねむいおー」
「みゅー♪」
「真琴、つまみ食いはするものじゃありませんよ」
「あうーっ、美汐ぉ…」
「『みんな、すごいの。がんばってるの』」

 主賓席には、みさきと雪見、そして舞が座っている。
「ねえ、まだ食べちゃだめかな〜」
「みんな一緒に食べたいんだからガマンしなさいよ」
「ね、舞ちゃんも早く食べたいよね〜?」
「はちみつくまさん」
 苛烈を極めた支援の末萌え尽きて横たわっていた支援者たち、あるいは犬神家
の一族のように机に逆さに突き立っていた者どもがむくむくと起き上がり、
カレーの皿をかかえてまわりに集まっている。


 佐祐理がテーブルに駆け寄ってきた。
 自然と沸き起こるみさきと佐祐理のコール。
「あははっ、お待たせしましたーっ。お手伝いもしたかったんですけどね」
 雪見がみさきの手をとって立たそうとした。舞もみさきのもう一方の手を
とった。雪見は微笑み、舞は黙って頷き、みさきを佐祐理の前に立たせた。
「佐祐理さん?」
「はいっー」
「お疲れさま」
「お疲れさま」
 みさきの差し出した手を、佐祐理がとった。
 二人はだまったまま何も言わない。
「あははっ…」
「ふふっ」
 沸き起こっていく周囲の拍手。
「カレー、美味しそうだね?」
「ありがとうございますーっ。みなさんと一緒に食べたいですからねっ。腕により
をかけて作りましたーっ」
「うんっ、早く食べようよ。お腹すいたよ」
「舞もお腹すいた?」
 舞はこくこくと頷き、みさきは笑い、佐祐理と雪見は口元をあげた。
 テーブルにならぶ4枚のお皿。
 4本のスプーンが掲げられる。
「じゃー、みんなー」「行きますよーっ」
 地鳴りのような歓声の後、4人は声をあわせる。
「せーのっ」
「「いただきますっ」」
---
別れ別れに退場するより、みんなで一緒に健闘をたたえあいたいと思ったのさ。



276 :名無しさんだよもん :02/03/05 23:16 ID:bjGDY30L

「----------- はぁっ。」

理奈は、大きく息をついた。

全てを出し切った。自分に出来ることはやった。
そして、その結果、思っていた以上の力を発揮できた。

それは、こんなにも多くの支援者に支えられていたから。
それは、こんなにも一生懸命な由綺がいてくれたから。
そして、こんなにも大切と思える、あの人がそばにいてくれたから。

全ての力を振り絞って。
全ての想いを力に換えて。
全ての思いをみんなに伝えて。

私は、今日、ステージを後にする。
待っているのは、いつも住み慣れた毎日。
楽しかった。
今までずっとステージで踊り続けていたけど、こんなに楽しかった事はない。
けれど、出来るなら、もう一度だけ踊りたかった--------。


それでも、後悔や、やり残したという思いはない。
だってほら、振り返るとみんなの笑顔。
私には、還る場所がある。
沢山の仲間の中に、あの人の笑顔。
いつもだったらやらないんだけど、今日はみんなの前でも甘えてみよう。
あの胸に飛び込んだら、まず最初に、なんと言おうか。


私は、ステージにマイクを置き、応援してくれたみんなに一言。

「--------ありがとう。 とっても楽しかった。
               みんな、みんな大好きだよっ!」


流星のようにステージを駆け抜けていった伝説のアイドル 緒方理奈。
突如としていなくなった「あの日」の夢の続きを全ての人に振りまいて。
その存在は、全ての参加者の想い出の中へ。

緒方理奈、セミファイナルにて「ラストステージ」を歌い上げ、退場----------。


284 :名無しさんだよもん :02/03/05 23:17 ID:Hrmm3iLh
はるか「お・が・た・り・n」
理奈「もう遅いわよ」
はるか「いいの」
理奈「何がよ、もう終わったの。負けたの、私は!」
はるか「勝っても負けても萌えは萌えだよ」
理奈「え?」
はるか「<<緒方理奈>>に一票」
理奈「・・・」
はるか「?」
理奈「・・・」
はるか「泣いてるの?」
理奈「ち、ちが!」
はるか「頑張ったね。お疲れ様」
理奈「う、ぅぅ・・・」
はるか「また今度、お互い頑張ろうね」
理奈「ん。うん」


300 :オガリナ230 :02/03/05 23:19 ID:Vnjvkc+h
Result of WhiteAlbum

  ノブコ   BlockA 一回戦敗退 VS太田香奈子(雫)   21-187
  森川由綺  BlockD 一回戦敗退 VS姫川琴音(TH)    349-354
  イズミ   BlockG 一回戦敗退 VS芳賀玲子(こみパ)  28-147
  篠塚弥生  BlockG 一回戦敗退 VS柏木千鶴(痕)    148-398
  澤倉美咲  BlockD 二回戦敗退 VS来栖川綾香(TH)   117-291
  観月マナ  BlockB 準決勝敗退 VS高瀬瑞希(こみパ)  238-302
  河島はるか BlockB 準決勝敗退 VS倉田佐祐理(Kanon)  176-346

and Rina Ogata Results

 BlockE
  一回戦 VS保科智子(TH)    435-393
  二回戦 VS牧村南(こみパ)   235-109
  準決勝 VSスフィー(まじアン) 260-128
  決勝戦 VS吉井ユカリ(TH)   348-252
 決勝トーナメント
  一回戦 VS水瀬秋子(Kanon)   679-441
  準決勝 VS柏木千鶴(痕)    527-642  敗退

 ……そしてステージの上、理奈は仲間達に囲まれながら、
客席に向かって最高の笑顔で言った。
「みんな、応援ありがとう!」
 それは歓声に包み込まれ、その中を仲間達は一人、また一人と舞台を降り、
最後に、理奈と由綺がもう一度客席に手を振って。
 彼女達はステージを去った。
 そして、綴られた冬の白いアルバムが、いま静かに閉じられて……

 緒方理奈、WhiteAlbum。最萌トーナメントより、退場。


336 :KGC@挽歌 :02/03/05 23:23 ID:rJuuiqa4
【壮烈二十九騎@緒方理奈】

理奈 「ふふふ、見渡すばかり柏木千鶴支援隊ですわ。これでは翼があってもこの囲みは破れそう
    にもないですわね皆さん?」
支援軍「はい。まさに敵ながら壮観にございますな」
理奈 「皆の者、よく聞きなさい! 私達は不遇の作品から生まれ、しかし本当のWAの価値を引き
    出して戦い抜いてきました。しかし、負けは負けです」
   「でも、これは私達が弱くてこうなったのではありません! 天が私達を見捨てたからです!」
   「今からそれを証明してみせます」

<WAの真価が覚醒する!>

理奈 「よいですか、これから私達は激戦を繰り広げられたスレに三度突入します! もし三度とも
    神の軍勢に引けをとらなければ、支援軍が弱くて負けたのではない事を証明できます! 私
    達が滅ぶのは天の思し召しなのです!」
   「先ず、戦いが始まったスレに突撃します。私達の勇、後世に残しましょう!」
支援軍「おおう!!!!!!」

理奈 「行きます!!!」


千鶴軍「緒方理奈が来たぞ! 討ち取れ!」
<理奈は当たるを幸いになぎ倒した。何百に近い千鶴軍が地面を血に染めた。千鶴軍は恐れおののき
 一目散に逃げ去った>

理奈 「よし、引きなさい!」
   「――どうですか、負傷者はいましたか?」
支援軍「全員無事でございます」
千鶴 「よし。では次は前前スレの千鶴軍に突撃しますよ」
支援軍「はっ」
<緒方理奈は再び千鶴軍に向かって突入した。そこでも手当たり斬り伏せた。千鶴軍は慌てて後退した>

理奈 「戦死者はでましたか?」
支援軍「全騎無事でございます」
理奈 「よし、次は前スレです!」

千鶴軍「また緒方理奈が襲ってくるぞ!」
<緒方理奈と二十八騎はここでも縦横無尽にあばれまわった>
千鶴軍「ひーっ!」
   「まるで鬼神だ!」


理奈 「――見なさい。千鶴軍はまた逃げ出した」
支援軍「はい」
理奈 「私達の被害は?」
支援軍「二名討ち死にいたしました」
理奈 「そうですか・・・・・・三度の突撃で、討ち死にしたのは二人だけですか・・・・・・」


   「天よ見ましたか!! 私達は弱くして負けたのではありません!!!!」
   「いきますよ」
支援軍「はっ、理奈様の行くところどこまでも参ります・・・・・・」


――全ての神達に捧げる。あんた達は最高で最強だ。(by KGC)


344 :ああっ神奈さまっ ◆KannaC8o :02/03/05 23:25 ID:e7hKNGHC
      _... 
 -=  '´ M ヽ 
 -= ! ノ从 リ))〉
-=≡ |lゝ゚ -゚ノ |  退場しますよ
 -= ノ⊂)i介!つミ    
-= く/_l_ 〈__」/」 ;
-=≡  し'ノ/ 。・.  
-= (◎) ̄))

千鶴「きーっ、待ちなさ〜い!!」
梓「落ち着け、ちづ姉!試合はもう終わったんだ」
千鶴「あそこに、あそこに私を貧乳と言ってる命知らずがいるのです。狩るのです!」
梓「次の試合までとっとけ!」
千鶴「嫌ったら嫌!」
梓「しょうがない、最後の手段だ」

梓「貧乳さんこちら 手の鳴る方へ!」
千鶴「あ、梓〜!!」
梓「…ほ〜らっ、ここまで来てみやがれ〜!」
千鶴「待ちなさーい!」

千鶴、退場…そしてこの勢いで決勝会場へ…

ザシュッ…………(汗)


368 :名無したちの挽歌 :02/03/05 23:29 ID:axUYGpqO
今日は本気で風邪がひでえ。ネタも浮かばないし、果ては
寒気で全身が震えて絵も描けん。
てことで、神ならぬへたれ人類の意地の謎退場駄文。
しかし誰の退場SSなんだ?



「勝者・千鶴!!!」
そのアナウンスが流れた瞬間、名無し達は崩れ落ちた。
「やっぱり、勝てなかったか・・・」
「みたいだな・・・」
だが、そんな名無し達の顔は、驚くほど晴れやかだった。
葉最強と呼ばれ、格、知名度共に圧倒的な千鶴陣営に対し、ここまで闘えたのだから。
史上稀に見る大勝負。
何度かは千鶴を極限まで追い込んだ。
・・・そんな理奈陣営主軸であった神々の生み出した眩いばかりの支援に比べれば、彼等の萌えカキコは
野に咲く小さな花のような、ともすれば誰の目にも止まらないささやかなものだった。
だが、それでも彼等なりに全力を尽くして叫んで、そして敗れ去った爽快感があった。


「よくやった!!!敵ながら天晴れ!!!」
「貴方がたの支援も鬼神の領域に達していましたよ、見事っ!!!」
「いや、そっちがそこまで気合入れてくるから、ここまで本気を出せたんだよ。お陰で決勝に響くよ・・・あと4日
だってのに、こっちの物資ももう空だぜ?」
えるくる氏、千鶴私怨氏、チェき氏、Leafmania氏、アリョーシャ氏、SAKURA氏といった両陣営の中核を担う
者達が、輝く舞台の上で互いの健闘を称え合う。

「神々の狂援、か・・・」

自分達では決して逝き着くことのできないであろう場所。
葉鍵板の歴史に其の名を刻まれ、未来永劫語り継がれる者達の打ち上げ。
できることなら、彼等並の支援を、理奈にしたかったが・・・

「ま、いっか。折れたちは折れたちで精一杯理奈を応援したんだ」
「そーだな」
「漏れたちも、打ち上げパーティーするか?」
「(・∀・)イイネ!!!」

そして彼等はいずこへともなく立ち去った。


「これは・・・」
あの祭りが終り、今や誰も居なくなった試合会場。
目前に迫った決勝に思いを馳せていた千鶴は、会場の片隅で何かを見つけた。
「最萌掲示板の、残骸?」
爪で引き裂かれ、核爆発級の萌熱線に焼かれ、ボロボロになった過去の記録だった。
見ている傍からゆっくり風化していこうとするそれを、そっと拾い上げて読んでみる。


譲れませぬ。DNAレベルで<<緒方理奈>>ちゃんに一票
入れろと体が動く・・。

正直トーナメントが始まる前はこんなお祭りに
なるとは思わなかった。どちらの陣営も頑張れ!


WAは激しい萌えはない。
しかし!
確かに存在するのだ、理奈が、由綺が、マナが、はるかが、美咲が、弥生が!
彼女たちは生きているのだ。
私はそんな彼女たちが大好きなんだ。


正直トーナメント前までは「WAの中では一番好き」程度の萌えだった。
でも、軽い気持ちで投票した一回戦以来俺の萌えはどんどん大きくなっていった。
もちろん数々の支援を見たせいだ。
前評判を覆そうと発奮しする姿からは本当に萌えというか、「愛」が見えてきた。
出来たらもう一戦、決勝でも戦ってもっと俺を緒方理奈を好きにさせて欲しい。

<<緒方理奈>>に一票。
千鶴さん萌えの方も好きになってくれると嬉しい。


・・・・・・・・・。

それは、ぼろぼろになった掲示板の欠片に記録された、名も知れない人々の言霊だった。
確かにこれらには神の御技のような圧倒的破壊力は無い。
だが、千鶴には・・・エルクゥの血を引く彼女には、その中に刻まれた、闘いの中一瞬間の煌きを放った萌えの
炎がひしひしと感じられた。
これほどの人達を相手にしていたのか・・・
今回の闘い、もし相手の地力があと少しでも高かったら。
もし全力以上の力が出せなかったら・・・。

「あ、おねーちゃーん」
「千鶴姉、こんなとこで何やってんだよ?早くしないと夕食に間に合わないよ?せっかく今日は耕一と楓が・・・」
後ろから妹達の声がする。
「そうね。今すぐ行くからあなたたちは先に戻ってなさい」
「わかった、早く来いよ!」

妹達を家に帰らせた後。
千鶴はもう少しだけ、今日の相手のことを思い・・・そして誓った。

安らかに眠りなさい、緒方理奈と、その支援者達。散っていったあなたたちの萌えの炎、決して無駄にはしない・・・

葉陣営を賑わせた職人達の威光に彩られた沢山の支援と、その他の名も無い人々の魂に応えるべく、千鶴は行く。
佐祐理の待つ、更なる高みへと・・・。


513 :緒方理奈、退場… :02/03/05 23:54 ID:ZzZubZxs
「勝者、柏木千鶴ッッ!!」

 コール。
 その瞬間、万雷の拍手。
 山をも揺るがす歓声。
 それは、勝者と敗者に、わけ隔てなく浴びせられる。

 そのような中、理奈は、ふっと気が抜ける。
「理奈ちゃん!!」
「理奈ちゃんっ!!」
 慌てて駆け寄る冬弥と由綺。
 理奈は、とさっと冬弥の胸の中にもたれかかる。
「大丈夫……ちょっと力が抜けただけだから」
「理奈ちゃん……」
「大丈夫……ちょっとの間、こうしててもイイ?」
「うん、お休み、理奈ちゃん」
「よく頑張ったよ、理奈ちゃん。お疲れ」
 理奈が、目を閉じる。
 冬弥の鼓動が気持ちいい。冬弥の体温が気持ちいい。

 今はこの温かさに包まれていても、いいよね。


  そして、理奈は

      華やかなトーナメントの舞台を降り
 
           愛する冬弥の胸の中へ
 
                帰って行きました……


555 :千鶴退場SS if ◆ZZTIDuRU :02/03/06 00:15 ID:Gz7e4cQc
「…終わったのね」
 精も根も尽き果てた…そんな表情で掲示板をみる。
 控え室から舞台までは、早変わりに次ぐ早変わりで、様々な衣装やメイク用品が散乱している。
 歓声から少し離れて、ひたすら惚けてすごす。ごうごうと自分の血の流れを感じるほどに脱力していた。

「お疲れでした」
「理奈さん」
「あなたに…これを」
 そう云って花を一輪手渡される。彼女を思わせる白い薔薇だった。
「今日の想い出に…あっ、みんなが待ってますから…では、またっ」
 千鶴が応えようと前に、理奈は走り去っていた……何も思いつかず、何も云えず、
 ただ、彼女に渡された薔薇の香りを胸一杯に吸い込み……
「また……か、また遊んでもらえると良いな……」
 そう呟いて、瞼を閉じる。ほどなく、眠りに落ちた。

「お姉ちゃんっ、集計まとまったって……あっ、寝てる」
「耕一さんを呼びましょうか、今、応援団席だと」
「今日は…わたしらで連れて帰るってのはどう?」
「梓お姉ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫……だいぶ、軽くなったから」と千鶴を背負う。
「いきましょっ、耕一さんが待ってます」

柏木千鶴VS緒方理奈 終了 しばしの休息を彼女とその支援者に